Quantcast
Channel: まちかど逍遥
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

尾道造船の進水式を見てきた

$
0
0
金曜日の沖縄出張からそそくさと帰ってきたのは、翌日に尾道造船の進水式を見に行く予定を
入れていたから。
今年8月に、宇野の三井造船で進水式を見てきて、また他でも見たい!と機会をうかがって
いたら、尾道造船でちょうど土曜日に開催されるというので、よっしゃ!!と早くから
行く気満々で友人を誘っていたのだった。出張のおかげでバタバタと慌しくなってしまった。。。

こだま指定席きっぷという安いきっぷを使って新幹線でGO!福山から東尾道まで行ってバス。
ちょっと早く着いたので、隣に建つレンガ造の中国電力山波変電所を見に行く。


大正12年に旧広島電気(株)尾道発電所として建てられたものとか。元は隣に2本の煙突を擁する
建物群があったようだが今はこの建物だけが残り、現役の変電所として使われている。


さて、そろそろ造船所へ向かおう。どこからともなく、人が続々と集まってきている。


広い敷地内には作りかけの巨大な船のパーツがゴロゴロと。うぉ〜〜っ!期待が高まる〜


宇野の三井造船ではゆるい勾配のついた地面の上に木で台が組まれ、その上に船が直接載っていたが、
こちら尾道造船では、2階建ての建物ぐらいの高さのコンクリート製の滑り台がしつらえてあり、
船はその上にあった。式は写真右側の式台で行われるが、見学客はここをくぐって反対側へ行く。


こないだ見たのは6万6千トンだったが、今回は7万9千トンのタンカー。デカイ!!!
デカすぎる上に手前に修理中のRORO船「かりゆし」がいたので、全貌がよく見えない。。。

船名の「MORNING IBIS」という文字は最初から明らかになっていたので、ここでは
命名式を兼ねていないのかと思ったが、あとから写真を見ると、向こう側だけ紅白幕で隠してあった。

船は高いところにあるので三井造船のときのようにすぐそばでは見ることはできず、観客は
少し離れたところに散らばってスタンバイ。式典の進行具合はこちらからは全く分からず。


船首の水切り部分が垂直になっているのが尾道造船の開発技術らしい。


さぁ、このくす玉が割れるのを、観客はカメラを掲げて今か今かと待ち構えている。
式の進行状況が分からないので、じっと見つめているしかないのだ。
ずいぶん長いこと待たされたが、花火の音がパーンパーンと鳴り響き、旗を持った作業員が何やら
合図をしているのが見えた。いよいよだな!カメラをズームアップして息を飲む。


ガガガ〜〜〜〜轟音と共にみるみる滑り降りていくMORNING IBIS号。
えっ、えっ、くす玉が先じゃないの!?待って、待って〜〜〜!(汗)
あわててズームダウンするが焦ってワタワタしてしまう。あぁ〜、くす玉が今ごろ〜〜(泣)


クレーンと高い足場の向こうで紙テープをなびかせ、船は海に向かって加速する。
あっという間に、MORNING IBIS号はかりゆし号の向こうへと消えていった・・・


写真は上の2枚のみ。スマホで動画も撮ろうと思っていたのに、それもままならず。。。(涙)
かりゆし号の上に上がらせてもらっている人がいたが、あちらが正解だったなぁ。
あぁ、段取り確認不足とロケハン不足。。。悔しい。せっかく新幹線で来たのになぁ。
ドックの先端の方まで行って無事進水したMORNING IBIS号を遠目に眺める。
これから海上で艤装作業が続けられ、竣工は来年5月の予定とか。


悔しさをなぐさめるかのように(苦笑)そのあと餅撒きが行われた。
来るとき「餅撒き台」の張り紙が気になっていたのだ。
船主のNAKATA MARITIME関係者により紅白ペアのお餅(袋入)が撒かれ、
観客は飢えたコイのように口をパクパクしながら宙に舞った餅をめがけて手を伸ばす。
地面に落ちた餅を這いつくばって拾い集める。自分の方へ投げてくれと手を振る。
いや〜、本能のままに食べ物にがっつく、餅撒きって楽しいなぁ(爆)。
お餅はかなりたくさん撒かれたが私は3袋しか取れなかった。まだまだ修行が足りん(笑)。
進水式も餅撒きも、またリベンジに来るとしよう〜



Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

Trending Articles