Quantcast
Channel: まちかど逍遥
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

東北大学の建物たち (仙台の旅)

$
0
0
最近仕事が忙しかったり気分的に低調のためしばらく滞っているが・・・ボチボチと。


仙台では一応建築めぐりをする予定でリストを持って来ていた。しかし仙台のまちは結構広い!
その中で固まってあるのが、東北大学と東北学院大学。キャンパスを歩いてめぐってきた。

東北大学の片平キャンパスは仙台のまちのど真ん中に位置する。東北帝国大学創設の地であり、
多数の理工系の研究所が集まっている。
広いキャンパス内をつぶさに見たわけではないが、松並木のメイン通路を歩くだけでも、
近代建築校舎をいくつも見つけられる。

WPI-AIMR本館


東北大学本部棟 1


東北大学史料館


旧第二高等中学校物理学教室


多元物質科学研究所 南1号館


こういう古い建物がかもし出す空気は新興のキャンパスではどうがんばってもまとい得ない。
長い歴史や教育理念の具現として、ここで学ぶ人の人格の深いところに影響を与えていると
思うので、老朽化老朽化と言わず大事に維持してほしいと思う。

ところでキャンパス内でひときわ古い、というか異質な建物に目を引かれた。瓦屋根?


おおっ、これは!スレート屋根じゃないの!さすが東北、雄勝スレートだな。


穴が空いているから雨漏りしているのは確実。ということはこの建物も隣と同様建て替え
られる日が近いのだろう・・・


大学生協や理容室が入っているらしい。
入口から中を覗いてみると、中廊下型のアパートのような雰囲気。
私の大学にも裏手に行くと寮だか部室だかなんとか研究所だかよくわからない巣窟のような
ボロい建物がいろいろあったが今ではもう一掃されているだろう。
これはこれでレアな感じがするのでおいといてもらいたいものだ(笑)。


こちらはキャンパス最奥の建物、21世紀情報通信研究開発センター。
この建物が東北大学の中で一番好きかも。


全面スクラッチタイル貼りで縦長窓が配され、中央の通路は鍵石の装飾を持つ楕円アーチ。
下だけ見るとよくありそうな感じ。ところが3階部分は連続水平窓となっているのが斬新!!




水平連続窓の部分は1〜2階と比べ壁ごと30cm程度せり出している。そのせり出しは一部、
2階や1階まで続いていて、角が丸く面取りされているのがとてもモダンな印象を受ける。


この素晴らしい出隅のタイルを見て!!感動〜〜


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

Trending Articles