(6)からの続き。
写真の枚数の都合上、最後に宗教施設ばかり最後に集めてみた。
マラッカのまちなかには古い寺院がいくつもある。しかもこのまちの歴史を体現するように、
イスラム寺院、ヒンドゥー寺院、中国仏教寺院、と各宗教の寺院が同じ通りに仲良く隣合っているのだ。
またほど近いところにキリスト教の教会もある。
角地に建つ塔が目を引くカンポンクリンモスクは1868年の建立。
玉ねぎ形ドームでなく宝形造の屋根を2段重ねたような形は、古い北スマトラ様式なのだとか。
現在補修作業の真っ最中。でも扉が開いていたので入ってみることに。
おお、ここにもタイルが!階段の蹴上げの部分に貼るとは心憎い。
正方形のお堂のまわりはテラスのようになっており、三方に入口扉がある。
沐浴場が隣接しているのはイスラムだけど、なんだか日本のお寺と似ているな。
休憩中の工事のおっちゃんたちに中へ入って写真を撮ってよいか聞くと
いいよと言うので入らせてもらった。工事中だからか、靴は脱がなくていいという。
お堂の中は意外に明るい。
上を見上げると、2段に重なった屋根の間から入った自然光が、透かし彫りの天井を通して室内に
届くようになっている。屋根と屋根の間も色ガラスがはまっているようだ。
内部の壁の腰張りもタイル。傷んでいるタイルには印がつけられ、補修を待つ。
お堂の中央には補修用の新しい白タイルが箱で積んである。マジョリカタイルは新しいものが
あるのか、当時のストックがあるのだろうか。
床は一面シートがかけれていたが、めくるとこちらもタイル貼りなのだろうか?
しかしタイル貼りの姿のまま直そうとしているのはうれしいこと。きれいに甦るのを期待!
お隣のヒンズー寺院もマレーシア最古なのだとか。マラッカは古い街である。
3度目に前を通ったとき扉が開いていたので覗き込んだら、タイル床が中まで広がっている!
きれい〜〜。
入口に座っていたおっちゃんに聞いたら入っていいよと。うゎ、うれしい。。
靴を脱いでそろそろと入ると、部屋の中は全面色土タイルのモザイク張り。端はボーダー状の
デザインになっており絨毯のようだ。
部屋の中央に小さな部屋があってその周囲をぐるりと回れるようになっている。
小部屋には祭壇がありご神体が鎮座していて、入口扉から中を覗き込んだら、さっきのおっちゃんが
慌てて「その中に入ったらダメ!」と。
宗教施設は気をつけなければ。
周囲に並んだ小部屋はかなり小さく人が入るような造りではないが、それぞれ神様が鎮座している。
曼荼羅のような平面構成だ。
小部屋の床や奥の壁にまでタイルが使われている。圧巻!
壁のタイルもイギリス製っぽいあめ色と上品な柄。
クローバーがぶら下がった柄、かわいい〜!!
ヒンズー教っぽくない気がするが。。。あまり関係ないのかも?
外からはうかがい知れない濃密なタイル空間をかいま見れてよかった。
同じ通りにある中国仏教寺院、青雲亭(チェンフーテン)は、マレーシアに現存する最古の仏教寺院で
1646年建立。不思議なことにここには敷瓦はあるがタイルが一切使われていない。
靴を脱がない空間だからだろうか、と思ったが、おそらくもっと時代が古いからだろう。
境内にまつられているトラ地蔵。カワイイ〜
チャイナタウンからマラッカ川を挟んだところに、キリスト教の教会もいくつかある。
オランダ広場のクライストチャーチ、カンポンモルテン近くのセントピーター教会。
そしてこれはカトリックのザビエル教会。
アプローチの床にタイルが。
ドアが開いていたので中を除くと、高いヴォールト天井に美しいステンドグラス。
若い男の子が一人ぽつんと座っていた。邪魔しないよう、写真を数枚撮ってそっと出た。
宗教は違っても皆信心深く、神に祈る姿は心を打つものである。
人々の姿を見て、無宗教の自分も心が洗われる。
これにて、タイルのマラッカは終了。長らくおつきあいありがとうございました〜
写真の枚数の都合上、最後に宗教施設ばかり最後に集めてみた。
マラッカのまちなかには古い寺院がいくつもある。しかもこのまちの歴史を体現するように、
イスラム寺院、ヒンドゥー寺院、中国仏教寺院、と各宗教の寺院が同じ通りに仲良く隣合っているのだ。
またほど近いところにキリスト教の教会もある。
角地に建つ塔が目を引くカンポンクリンモスクは1868年の建立。
玉ねぎ形ドームでなく宝形造の屋根を2段重ねたような形は、古い北スマトラ様式なのだとか。
現在補修作業の真っ最中。でも扉が開いていたので入ってみることに。
おお、ここにもタイルが!階段の蹴上げの部分に貼るとは心憎い。
正方形のお堂のまわりはテラスのようになっており、三方に入口扉がある。
沐浴場が隣接しているのはイスラムだけど、なんだか日本のお寺と似ているな。
休憩中の工事のおっちゃんたちに中へ入って写真を撮ってよいか聞くと
いいよと言うので入らせてもらった。工事中だからか、靴は脱がなくていいという。
お堂の中は意外に明るい。
上を見上げると、2段に重なった屋根の間から入った自然光が、透かし彫りの天井を通して室内に
届くようになっている。屋根と屋根の間も色ガラスがはまっているようだ。
内部の壁の腰張りもタイル。傷んでいるタイルには印がつけられ、補修を待つ。
お堂の中央には補修用の新しい白タイルが箱で積んである。マジョリカタイルは新しいものが
あるのか、当時のストックがあるのだろうか。
床は一面シートがかけれていたが、めくるとこちらもタイル貼りなのだろうか?
しかしタイル貼りの姿のまま直そうとしているのはうれしいこと。きれいに甦るのを期待!
お隣のヒンズー寺院もマレーシア最古なのだとか。マラッカは古い街である。
3度目に前を通ったとき扉が開いていたので覗き込んだら、タイル床が中まで広がっている!
きれい〜〜。
入口に座っていたおっちゃんに聞いたら入っていいよと。うゎ、うれしい。。
靴を脱いでそろそろと入ると、部屋の中は全面色土タイルのモザイク張り。端はボーダー状の
デザインになっており絨毯のようだ。
部屋の中央に小さな部屋があってその周囲をぐるりと回れるようになっている。
小部屋には祭壇がありご神体が鎮座していて、入口扉から中を覗き込んだら、さっきのおっちゃんが
慌てて「その中に入ったらダメ!」と。
宗教施設は気をつけなければ。
周囲に並んだ小部屋はかなり小さく人が入るような造りではないが、それぞれ神様が鎮座している。
曼荼羅のような平面構成だ。
小部屋の床や奥の壁にまでタイルが使われている。圧巻!
壁のタイルもイギリス製っぽいあめ色と上品な柄。
クローバーがぶら下がった柄、かわいい〜!!
ヒンズー教っぽくない気がするが。。。あまり関係ないのかも?
外からはうかがい知れない濃密なタイル空間をかいま見れてよかった。
同じ通りにある中国仏教寺院、青雲亭(チェンフーテン)は、マレーシアに現存する最古の仏教寺院で
1646年建立。不思議なことにここには敷瓦はあるがタイルが一切使われていない。
靴を脱がない空間だからだろうか、と思ったが、おそらくもっと時代が古いからだろう。
境内にまつられているトラ地蔵。カワイイ〜
チャイナタウンからマラッカ川を挟んだところに、キリスト教の教会もいくつかある。
オランダ広場のクライストチャーチ、カンポンモルテン近くのセントピーター教会。
そしてこれはカトリックのザビエル教会。
アプローチの床にタイルが。
ドアが開いていたので中を除くと、高いヴォールト天井に美しいステンドグラス。
若い男の子が一人ぽつんと座っていた。邪魔しないよう、写真を数枚撮ってそっと出た。
宗教は違っても皆信心深く、神に祈る姿は心を打つものである。
人々の姿を見て、無宗教の自分も心が洗われる。
これにて、タイルのマラッカは終了。長らくおつきあいありがとうございました〜