五島旅の続き。
奈留島と久賀島は福江島の隣にある島。五島列島の各島間は複数の船会社の定期船が一日に数往復しており、
定期船を乗り継いで渡り歩く島旅はとても魅力的なのだが、、、島内交通のことなどを考えるとやはり
教会めぐりをするにはちょっと高くても現地ツアーに参加する方が効率がいい。それで奈留島と久賀島の2島を
めぐるツアー、「五島列島キリシタン物語 ~奈留島・久賀島編~」を事前に申し込んでおいたのだった。
福江港ターミナルで集合して五島旅客船のカーフェリーOCEANに乗り込む。福江から奈留島、そして
若松島を結ぶ船だ。結構大きい!
五島の「五」の字をデザインしたマークがクール!
短時間なのでデッキで過ごす。気持ちいい季節でよかった!
そそり立つ岩肌。この島は丸ごと岩なのだろうな。
昨夜の「太古」が欠航したのが本当に悔しいほど穏やかな海。直近で起こった知床の観光船の事故の影響で
船会社は天候に神経質になっているのかも。。。(苦)
さぁ、30分で奈留港に到着。
バスで出発、まずは奈留島世界遺産ガイダンスセンターに立ち寄る。ここにはキリシタン潜伏の歴史や
江上天主堂の建築を解説した資料や模型などが展示してあって予習にぴったり。
江上集落の信徒たちがそれまでの簡素な教会に代わる本格的な教会をと鉄川与助に依頼して建てたのは1918(大正7)年。
こじんまりとしたサイズだが、リブヴォールト天井、本格的な三廊式という完成度の高い建築だ。
ステンドグラスでなく窓ガラスに直接、こんなかわいい黄色の花柄が描かれているのも面白いな!
江上天主堂のオリジナルの屋根瓦もあった。刻印がくっきりと残っている。
上の行は読めないな・・・中段と下段は「筑後青木島執行製」かな?
Googlemapで検索してみたところ、筑後川沿いに城島町青木島という場所があった。「城島瓦」と呼ばれる瓦の産地だったようだ。
さてここからチャーターバスで移動。江上天主堂は港から遠く、路線バスも日に何本かは走っているようだが
やはりアクセスが困難なのだ。
バスを降りたら林の向こうに屋根と妻壁が見えた。心がはやる。
おぉ~~っ、かわいいなぁ!
ピンク色の下見板張りの壁に水色のアーチ型窓のルーバーが、絵本に出てきそうなメルヘンチックな佇まいだ。
軒下にずらりと並ぶ小さな持ち送り、軒裏の花十字の換気口などのディテールも鉄川与助らしいこだわり。
石段の端もきれいにアールをつけて仕上げてある。
桜の花を単純化したデザイン。
しかし、この日は中に入れず外観のみ見学って・・・え~~~残念。。。
ヴォールト天井もガラス絵も見れないの~~~(涙)
どこからか中を見れないだろうか・・・まわりをぐるっと回りながら、ルーバーの隙間から覗いてみると、
あのガラス絵の花がチラッと見えた!これだ!!
これが限界・・・
信徒たちが暮らしの中から捻出した資金ではステンドグラスまでは作れず、自分たちの手でガラスに色を塗って
ステンドグラスに代えたのだろう。涙ぐましいではないか。。
海や小川が近いため湿気が多く、その対策として高床式で造られている。自然石の束石の上に丸柱を立てた
原始的な造りだ。
さて再びバスで奈留港へ戻る。
しかしせっかく渡ってきた奈留島、もう離れてしまうのはちょっともったいないなぁ・・・
真っ黄色の船体の海上タクシー、舳先にブドウの房のように浮きを取り付けた「あやかぜ1」。
OCEANに比べると大人と子供のような違いだ。
続く。
奈留島と久賀島は福江島の隣にある島。五島列島の各島間は複数の船会社の定期船が一日に数往復しており、
定期船を乗り継いで渡り歩く島旅はとても魅力的なのだが、、、島内交通のことなどを考えるとやはり
教会めぐりをするにはちょっと高くても現地ツアーに参加する方が効率がいい。それで奈留島と久賀島の2島を
めぐるツアー、「五島列島キリシタン物語 ~奈留島・久賀島編~」を事前に申し込んでおいたのだった。
福江港ターミナルで集合して五島旅客船のカーフェリーOCEANに乗り込む。福江から奈留島、そして
若松島を結ぶ船だ。結構大きい!
五島の「五」の字をデザインしたマークがクール!
短時間なのでデッキで過ごす。気持ちいい季節でよかった!
そそり立つ岩肌。この島は丸ごと岩なのだろうな。
昨夜の「太古」が欠航したのが本当に悔しいほど穏やかな海。直近で起こった知床の観光船の事故の影響で
船会社は天候に神経質になっているのかも。。。(苦)
さぁ、30分で奈留港に到着。
バスで出発、まずは奈留島世界遺産ガイダンスセンターに立ち寄る。ここにはキリシタン潜伏の歴史や
江上天主堂の建築を解説した資料や模型などが展示してあって予習にぴったり。
江上集落の信徒たちがそれまでの簡素な教会に代わる本格的な教会をと鉄川与助に依頼して建てたのは1918(大正7)年。
こじんまりとしたサイズだが、リブヴォールト天井、本格的な三廊式という完成度の高い建築だ。
ステンドグラスでなく窓ガラスに直接、こんなかわいい黄色の花柄が描かれているのも面白いな!
江上天主堂のオリジナルの屋根瓦もあった。刻印がくっきりと残っている。
上の行は読めないな・・・中段と下段は「筑後青木島執行製」かな?
Googlemapで検索してみたところ、筑後川沿いに城島町青木島という場所があった。「城島瓦」と呼ばれる瓦の産地だったようだ。
さてここからチャーターバスで移動。江上天主堂は港から遠く、路線バスも日に何本かは走っているようだが
やはりアクセスが困難なのだ。
バスを降りたら林の向こうに屋根と妻壁が見えた。心がはやる。
おぉ~~っ、かわいいなぁ!
ピンク色の下見板張りの壁に水色のアーチ型窓のルーバーが、絵本に出てきそうなメルヘンチックな佇まいだ。
軒下にずらりと並ぶ小さな持ち送り、軒裏の花十字の換気口などのディテールも鉄川与助らしいこだわり。
石段の端もきれいにアールをつけて仕上げてある。
桜の花を単純化したデザイン。
しかし、この日は中に入れず外観のみ見学って・・・え~~~残念。。。
ヴォールト天井もガラス絵も見れないの~~~(涙)
どこからか中を見れないだろうか・・・まわりをぐるっと回りながら、ルーバーの隙間から覗いてみると、
あのガラス絵の花がチラッと見えた!これだ!!
これが限界・・・
信徒たちが暮らしの中から捻出した資金ではステンドグラスまでは作れず、自分たちの手でガラスに色を塗って
ステンドグラスに代えたのだろう。涙ぐましいではないか。。
海や小川が近いため湿気が多く、その対策として高床式で造られている。自然石の束石の上に丸柱を立てた
原始的な造りだ。
さて再びバスで奈留港へ戻る。
しかしせっかく渡ってきた奈留島、もう離れてしまうのはちょっともったいないなぁ・・・
真っ黄色の船体の海上タクシー、舳先にブドウの房のように浮きを取り付けた「あやかぜ1」。
OCEANに比べると大人と子供のような違いだ。
続く。