JR兵庫駅の南側の「キャナルタウン」というURのマンションの建ち並ぶ地区は、以前の記事にも書いた通り
かつて兵庫貨物駅が広がっていた場所であり、運河を模したせせらぎやレンガ風の意匠が凝らされている。
敷地の一角には、鳥瞰図風の絵地図と共にこの地の歴史を記した説明板が設けられている。
今はなき兵庫臨港線や新川貨物駅、鐘紡前駅、今よりも南にある旧和田岬駅などが描かれ、
見ていると飽きない。
この「大神戸景観図」は神戸又新日報が作成したが発表する前に廃刊となり、日の目を見ることなく
お蔵入りしたのだとか。もったいない。。。
駅前広場には、1888(明治21)年にこの地に建てられた山陽鉄道の神戸機関庫の
イギリス製の鉄柱がモニュメントとして残されていたりと、場所の系譜を伝えていこうという
姿勢が感じられてうれしい。
ちなみに同じ鉄柱が鷹取駅のトンネルにもある。
今日新たにもうひとつ見つけたのが、植栽の陰に埋もれかけたこのプレート。
マンションの工事中にこの石が直径約14mのドーナツ状に並んでいるのが見つかったのだとか。
横にある「キャナルタウン広場」と刻まれたみかげ石、これのことらしい。
ストーンサークルか!?
いや、そうでなく転車台の遺構だったようだ。地盤下1.5mのところに埋もれていたということは、
貨物駅の最終期よりもずっと昔に打ち捨てられたものであろう。山陽鉄道時代のものかな?
こんな誰も目を留めないような小さなプレートだが、これを見たとき、不意にセピア色の
貨物ヤードの風景が瞼の裏に広がった。
貨物駅の雰囲気はもう何もなく、子供連れの若い奥さん方が行き交う明るい住宅地になっている
この地だが、一枚のプレートが見る者のイマジネーションをふくらませるのである。
かつて兵庫貨物駅が広がっていた場所であり、運河を模したせせらぎやレンガ風の意匠が凝らされている。
敷地の一角には、鳥瞰図風の絵地図と共にこの地の歴史を記した説明板が設けられている。
今はなき兵庫臨港線や新川貨物駅、鐘紡前駅、今よりも南にある旧和田岬駅などが描かれ、
見ていると飽きない。
この「大神戸景観図」は神戸又新日報が作成したが発表する前に廃刊となり、日の目を見ることなく
お蔵入りしたのだとか。もったいない。。。
駅前広場には、1888(明治21)年にこの地に建てられた山陽鉄道の神戸機関庫の
イギリス製の鉄柱がモニュメントとして残されていたりと、場所の系譜を伝えていこうという
姿勢が感じられてうれしい。
ちなみに同じ鉄柱が鷹取駅のトンネルにもある。
今日新たにもうひとつ見つけたのが、植栽の陰に埋もれかけたこのプレート。
マンションの工事中にこの石が直径約14mのドーナツ状に並んでいるのが見つかったのだとか。
横にある「キャナルタウン広場」と刻まれたみかげ石、これのことらしい。
ストーンサークルか!?
いや、そうでなく転車台の遺構だったようだ。地盤下1.5mのところに埋もれていたということは、
貨物駅の最終期よりもずっと昔に打ち捨てられたものであろう。山陽鉄道時代のものかな?
こんな誰も目を留めないような小さなプレートだが、これを見たとき、不意にセピア色の
貨物ヤードの風景が瞼の裏に広がった。
貨物駅の雰囲気はもう何もなく、子供連れの若い奥さん方が行き交う明るい住宅地になっている
この地だが、一枚のプレートが見る者のイマジネーションをふくらませるのである。