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台湾大学の建物たち 表通り

2019年9月の台湾の続き。

もう今日の夕方の飛行機で日本へ帰るので、何かあって遅れては大変と、三峡から早めに台北へ戻ってきたのだったが、
あと2時間程度あるな・・・前々から行ってみようと思っていた国立台湾大学へ行ってみることにした。
日本統治時代の1928(昭和3)年に台北帝国大学として設立された台湾大学は、日本の東京大学に相当する、台湾随一の名門大学である。
そしてそのキャンパスには、当時の建築、いわゆる近代建築がたくさん残っているのだ。
MRTの公館駅を下りて地上へ出ると、まちなかに広大なキャンパスが広がっていた。
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中央の守衛室を挟んで左右に入口の門がある。円筒形の石積みの門柱がかわいい。
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さすが南国、メインストリートの両側には高さ20m以上あろうかというフェニックスヤシが延々と並ぶ。
文字通り「椰林大路」である。
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この椰林大路に沿って軒を連ねた建物がさっそく見えてくる。
近代建築が・・・と言っても、実際のところ、戦前と戦後の建物が混在していて、ぱっと見でどれが
本当に古いのか正確に判別する自信はない(汗)。前の記事でも書いたとおり、こちらでは新しい建物も
数年経てばすっかりなじんでしまうのだ。古そうに見える建物を選んで写真を撮っていく。
これは一号館。
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こちら、もと総図書館だった、校史館。
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アーチを多用、ロンバルディアバンドも大きく派手なイメージ。。
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中を覗くと、エントランスホールから手前に向かって伸びる階段。壁にはたくさんのフレームが並んでいた。
フレームの中に納まっているのは、学校の歴史上の出来事を写した写真である。
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尚、現在は新しい総図書館ができている。新図書館はさらに派手な建物で、椰林大路の突き当たりに鎮座している。
図書館は大学の頭脳の象徴だな。私の母校ではキャンパスの隅に隠れるようにして建っていたけど(苦笑)

こちら二号館。物理学系の校舎である。
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こちらもまた賑やかな、文学院校舎。
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床は面取りした柔らかい印象の無釉タイルが四半貼りに。
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内部を覗くと、エントランスホールは柱がなくすっきりした空間。奥に階段が見える。
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階段ホールのところまで入らせてもらおう。階段の人研ぎの手すりに開けられた窓。
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ところで、これらの校舎は赤レンガのように見えるが実は全て13溝リブタイル貼りである。
1mぐらいまで近づかないと分からないのだが、台湾ではこのタイルがとても多い。平滑面のレンガタイルよりも
スクラッチタイルよりも、このタイルが使われていることが多い。赤レンガよりも薄くやわらかい色合いのオレンジ色。
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この小さな建物は何だったっけ・・・
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こちらは行政大楼。
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この建物は古典主義の色が濃い。外壁もタイルでなく赤レンガのようだ。
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エントランスホールにもコリント式の柱頭をもつ柱が並ぶ。古めかしい雰囲気を演出して威厳を持たせているのだろう。
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森林環境暨資源學系校舎。森林っぽく草に覆われた(!?)エントランス(笑)
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だいたいこのあたりまでが古い建物のようだ。今これを書きながら何の建物か調べていると、
旧台北帝国大学開設当初に設置された文政学部、理農学部を元とする老舗学部の校舎であることが分かる。
そのあと学部が増えるごとに奥へ奥へと新しい校舎を建てて行ったのだろう。

これが新総図書館。
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小椰林道に面したこちらは寮かな?
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広い池のある庭園。のびのびしたキャンパス。あぁ憧れるなぁ。。。
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続く。

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