2019年10月の弘前の続き。
弘前のまちなかにはA級の近代建築がたくさん残っていて素晴らしいが、それだけではない。まちなかに点在する
近代の雰囲気をまとった民間の小さな店舗やビルや、生垣の向こうにチラ見えする地方色を感じさせる造りの民家。
近世にタイムスリップするような武家屋敷エリア、まちの防御を兼ねて集積された寺社エリア・・・弘前城から前川建築まで
いろんな時代、いろんなタイプの建物が混在していて、時間と歴史、文化の重奏、連綿と続く人々の暮らしを感じさせる。
それらすべてが奥行深い弘前というまちの雰囲気を作りあげている。
弘前では「趣のある建物」指定制度により、建築的価値は別として身近な建物をも大切にしているのが素晴らしい。→こちら
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こちらはカトリック弘前教会。1910(明治43)年築。堀江佐吉の弟、横山常吉が施工した。設計はオージェ神父という。
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ご自由にお入り下さい、写真撮影も自由と書かれていたのでドアを開けて玄関まで入ったが、中から声が・・・ミサの最中のようだ。
どうりで、前に車が目いっぱい停まっていると思った。。。残念だが教会堂の内部を見るのはあきらめよう。
ヴォールト天井とステンドグラスが美しいらしいので、また次回に・・・
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洋風の香り漂う建物も点在する。
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板塀に囲まれた民家。
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こちらも立派な生垣に囲まれたお屋敷。
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この「北辰堂」は、剣道道場らしい。
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特別な家でもないのだろうけど、緩やかな勾配の鉄板屋根、真壁造りの妻壁、前栽に見え隠れして佇む清々しい姿に、
ついついカメラを向けてしまうのだ。
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こちらは重要文化財の石場家住宅。江戸時代中期に建てられたと推定されている商家で、とても間口が広い。
屋号を○瀬(マルセ)といい藁細工と荒物を扱っていたというが、かなり手広く商売をしていたのだろう。
名前は同じだが石場旅館とは全く別の家のようだ。
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面白いのは、家の周りの軒下に半間ほどの土間がぐるりと回っていて、柱の列にあわせて足元に角材で立ち上がりが作られている。
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そして柱には妙な溝が切ってある。ははぁ、ここに板を嵌めるようになっているのか。
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端のほうに板を嵌めた状態のところがあった。暗くはなるが、雪が積もっても支障なく歩ける雪国の知恵である。
こういうのを「こみせ」と言うようだ。雁木と同じようなものだが、足元に仕切りがついているのは初めて見たかな・・・
雪よけになるし、はめ板も密閉できるし、普段は個人の敷地であることを示せる。
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現在は酒屋として現役の商店であるが、内部を見学することができる。
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奥の土間にも入れる。とても広く天井が高い!床はたたきのままで大きな井戸もあった(但し安全のため埋められている)。
正面奥には土蔵が連結しており、江戸時代からほとんど手が加えられていないように見える。
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土間に面して板敷きの台所(?)や畳敷きの部屋があり、立ち入りは禁止ながら建具は開け放たれ見学できるようになっている。
土間も含めかなり生活感があるので、写真は控えめに・・・
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靴脱ぎ石ならぬ巨大な靴脱ぎ板!?
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大通りに面したこの黄色っぽい土蔵は、藩の米蔵として1865(慶応元)年に建てられたもので、現在「津軽藩ねぷた村」という
施設になっている。ここにはお土産屋や産直市などがあるのだが、こういうところに来ると俄然買い物欲が湧いてくる(笑)
最後にまた来ることにして、ここでレンタサイクルを借りよう。弘前のまちは結構広域に見どころが散らばっているので自転車が便利。
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山口製畳所。現在は営業していないが、こういう、自然な形で残る古い建物が点在するとまちは楽しい。
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A級物件だけでなく、こういった古い店舗などB級C級物件が数多く点在し、想像できる余地を残したまちは歩いて楽しい。
続く。
弘前のまちなかにはA級の近代建築がたくさん残っていて素晴らしいが、それだけではない。まちなかに点在する
近代の雰囲気をまとった民間の小さな店舗やビルや、生垣の向こうにチラ見えする地方色を感じさせる造りの民家。
近世にタイムスリップするような武家屋敷エリア、まちの防御を兼ねて集積された寺社エリア・・・弘前城から前川建築まで
いろんな時代、いろんなタイプの建物が混在していて、時間と歴史、文化の重奏、連綿と続く人々の暮らしを感じさせる。
それらすべてが奥行深い弘前というまちの雰囲気を作りあげている。
弘前では「趣のある建物」指定制度により、建築的価値は別として身近な建物をも大切にしているのが素晴らしい。→こちら
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こちらはカトリック弘前教会。1910(明治43)年築。堀江佐吉の弟、横山常吉が施工した。設計はオージェ神父という。
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どうりで、前に車が目いっぱい停まっていると思った。。。残念だが教会堂の内部を見るのはあきらめよう。
ヴォールト天井とステンドグラスが美しいらしいので、また次回に・・・
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洋風の香り漂う建物も点在する。
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板塀に囲まれた民家。
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こちらも立派な生垣に囲まれたお屋敷。
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この「北辰堂」は、剣道道場らしい。
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特別な家でもないのだろうけど、緩やかな勾配の鉄板屋根、真壁造りの妻壁、前栽に見え隠れして佇む清々しい姿に、
ついついカメラを向けてしまうのだ。
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こちらは重要文化財の石場家住宅。江戸時代中期に建てられたと推定されている商家で、とても間口が広い。
屋号を○瀬(マルセ)といい藁細工と荒物を扱っていたというが、かなり手広く商売をしていたのだろう。
名前は同じだが石場旅館とは全く別の家のようだ。
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面白いのは、家の周りの軒下に半間ほどの土間がぐるりと回っていて、柱の列にあわせて足元に角材で立ち上がりが作られている。
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そして柱には妙な溝が切ってある。ははぁ、ここに板を嵌めるようになっているのか。
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端のほうに板を嵌めた状態のところがあった。暗くはなるが、雪が積もっても支障なく歩ける雪国の知恵である。
こういうのを「こみせ」と言うようだ。雁木と同じようなものだが、足元に仕切りがついているのは初めて見たかな・・・
雪よけになるし、はめ板も密閉できるし、普段は個人の敷地であることを示せる。
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現在は酒屋として現役の商店であるが、内部を見学することができる。
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奥の土間にも入れる。とても広く天井が高い!床はたたきのままで大きな井戸もあった(但し安全のため埋められている)。
正面奥には土蔵が連結しており、江戸時代からほとんど手が加えられていないように見える。
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土間に面して板敷きの台所(?)や畳敷きの部屋があり、立ち入りは禁止ながら建具は開け放たれ見学できるようになっている。
土間も含めかなり生活感があるので、写真は控えめに・・・
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靴脱ぎ石ならぬ巨大な靴脱ぎ板!?
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大通りに面したこの黄色っぽい土蔵は、藩の米蔵として1865(慶応元)年に建てられたもので、現在「津軽藩ねぷた村」という
施設になっている。ここにはお土産屋や産直市などがあるのだが、こういうところに来ると俄然買い物欲が湧いてくる(笑)
最後にまた来ることにして、ここでレンタサイクルを借りよう。弘前のまちは結構広域に見どころが散らばっているので自転車が便利。
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山口製畳所。現在は営業していないが、こういう、自然な形で残る古い建物が点在するとまちは楽しい。
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A級物件だけでなく、こういった古い店舗などB級C級物件が数多く点在し、想像できる余地を残したまちは歩いて楽しい。
続く。