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Channel: まちかど逍遥
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鞆の浦でタイル拾い

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鞆の浦の続き。

海沿いの道をまちはずれまで歩いて来たのは、このあたりの浜辺でタイルを拾えるらしいという友人からのLINEで、
私もずいぶん前に鞆の浦の浜辺で本業タイルの完品を拾った人のブログを見てうらやましく思っていたのを思い出したから。
このへんかなー、タイルは落ちているかなー、なーんて無邪気に浜辺に下りてみたら、、、臭い(苦笑)
そのブログを見たのはもう7~8年ぐらいは昔だし、一度あったからと言ってまた見つかるわけもない。
しかしあんなタイルが見つかったら楽しいだろうなぁ~~
・・・と、あった!?カケラだが、これは確かに本業タイルだ!




町割が江戸時代からほとんど変わらないという鞆のまちだが、常夜燈、雁木、船番所などの港湾施設もまた江戸時代の
ままの姿だとか。この石垣は護岸?それとも佐田岬半島で見た「スベリ」?これも江戸時代からの港湾施設なのだろうか。


ひとつ見つかると次々見つかる(笑)。あっちにも、こっちにも、あるじゃないの!
かなり大きなものもあった。うわぁ~~、これらはいったいどこから流れ着いてきたのか??ヤシの実でもあるまいし、
それほど遠くからはるばる流れ着くものではないだろう、鞆の浦で取り壊された家のがれきが海に捨てられたのだろうか。


太田家にあったのと同じものもあるし、また違うものもある。この本業タイルが貼られていたのはどんな建物だったんだろう。
太田家と同じくらい立派な家だったに違いない。どこに貼られていたんだろう。どうして壊されてしまったんだろう。。。
不思議なことにこのあたりだけがれきに混じってタイルのかけらが落ちているが、少し離れると全くない。潮の加減だろうか。

カケラなど拾って帰ってもどうしようもないとは分かっているのだが・・・このときはお宝探しが楽しくて(笑)
ずっしり重いカケラを持って帰ったのだった。

バス乗り場までまた違う道を歩いて戻ろう。
銅張りの窓枠。内隅に笹の葉のような飾りもついている。


網目のようななまこ壁。上の白い帯も端がくるんと巻いている。


こんなところにも井戸が。祠は水神だろう。


道が何かふくらんでいると思ったら、橋だ。ちゃんと親柱があって「ささやき橋」の文字が彫られている。
幅が長さの数倍もあり、長さは1m程度だが、律儀にも太鼓橋になっている(笑)。この下には水路があるのか?
暗渠になっているのかもしれない。






現在鞆の津ミュージアムとなっているのは、築150年の醤油蔵。


玉の上に乗った獅子。

このあたりには遊廓があったらしく、もう少しゆっくり散策したかったが、バスの時間が迫ってきたので
キョロキョロしながらも駆け足でバス停へ急ぐ。あぁやっぱり1時間早く出て来ればよかったものを・・・
いつも家を出る時はちょっとおっくうになってついつい遅れるが、現地で歩き始めるとのってきて時間が足りなくなる(爆)

福山駅へ戻るバスに乗り、行きしなちょっと気になっていた建物を見るために途中下車する。このために一本早い
バスに乗ったのだ。


2階の壁が変わっている。なまこ壁??家の前まで行ってじっと見てもよく分からないので、写真を拡大して見ると、、、
やっぱりよく分からない(汗)なまこ壁なのか?それとも単なる漆喰レリーフ?さっきのまちなかの花型のと
同じような感じだが・・・


次のバスまでボーっとしているのも何なので、手前のバス停までひと駅歩く。その途中にもちょっと変わった洋館(?)が。


横の道を上っていくと全貌が見えた。それほど古いものではなさそうだが、S字瓦葺きの超急勾配屋根と
巨大なナツメヤシの木は何か異国情緒を醸しているなぁ。


海を臨む素敵な喫茶店、花茎(かけい)があったが、残念ながらお茶を飲んでいる時間はない。。。
ちょっと後ろ髪引かれながら、数分後にやってきたバスに乗り込んだ。


続く。

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