Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

台北賓館のビクトリアンタイル2

3月の台湾の旅の続き。

台北賓館の暖炉のタイルを見ていく。
Image may be NSFW.
Clik here to view.


マントルピースも木製だったり、大理石でできていたり、デザインも様々。同じものはどれひとつとしてない。
これはもうほとんど家具。凝った形の棚が一体になっている。
Image may be NSFW.
Clik here to view.


ひとつひとつデザインして職人さんに作らせ、タイルも指定したのだろうか。今なら既製品をはめ込んだり
セミオーダーのように部分的なアレンジで済ませてしまうだろうが、いやはや途方もない労力とお金をつぎ込んでいる。
Image may be NSFW.
Clik here to view.


Image may be NSFW.
Clik here to view.


そしてこのタイルはちょっと変わっている。
Image may be NSFW.
Clik here to view.


レース模様の下地に貼り付けたように模様が薄く盛り上がっていて、その上から全体的に釉薬をかけたような感じ。
こんなタイルは初めて見たけど、ビクトリアンタイルにはこういったものもあったのだろうか。
Image may be NSFW.
Clik here to view.


こちらのマントルピースはデザインが比較的シンプルなのだが、実はいちばんゴージャスなレリーフタイルがあった。
手前にロープが張られ、しかも前に家具が置いてあったのでとても見にくいのは、いたずらされないようにわざと
隠しているのだろうか・・・
Image may be NSFW.
Clik here to view.


葡萄の実と葉がこぼれ落ちんばかりのふくよかな表現。釉薬溜まりによる陰影がくっきりと出て立体を際立たせている。
上下の2枚は葉のみのデザイン。
Image may be NSFW.
Clik here to view.


イギリスでは、部屋の中心、家族団らんの中心にある暖炉を、趣向を凝らしたタイルで飾るために華やかなタイルが
発達したのだな。
ビクトリアンタイルが日本に入ってきても、日本の家にはもちろん暖炉などないから、あまり使い道がなかった。
台湾ではうまく独自の使い道を見つけたものだ。そうして和製ビクトリアンタイル=マジョリカタイルは日本国内向け
よりも輸出用として伸びていく。
Image may be NSFW.
Clik here to view.


こちらは銅板転写タイルの極めつけ。
Image may be NSFW.
Clik here to view.


上の2枚は精緻な小鳥が描かれたタイル。貼る方向を90度変えたら別のデザインみたいに。
下の方は水仙かな、2枚で一組の組タイル。
Image may be NSFW.
Clik here to view.


足元も繊細な花模様。同系色の単色のレリーフタイルを効果的に使っている。
Image may be NSFW.
Clik here to view.


そしてこちらはひときわ華麗な彫刻が施された、大理石と木材のコンビネーションのマントルピース。
レアな色のタイル。。ただし他のタイルとは違ってプリントタイルっぽいな。
Image may be NSFW.
Clik here to view.


イタリアタイルっぽい、デザインと色。床も新しそうだし、ここだけは貼り替えたのかな。
Image may be NSFW.
Clik here to view.


Image may be NSFW.
Clik here to view.


Image may be NSFW.
Clik here to view.


私が見た暖炉は以上であるが、あと7ヶ所はどこにあったのか・・・それに暖炉以外にも素晴らしいカーテンボックスや
寄木床や調度品、照明器具・・・などなど、タイル以外をあまりゆっくり見れていない。
写真もブレブレだし、もう一度見に来ないといけないな。
Image may be NSFW.
Clik here to view.


続く。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

Trending Articles