3月の台中の旅の続き。
古い町並みが残る鹿港へ向かい、途中八方雲集という店でランチ。ちなみにこの店、台湾中に展開するチェーン店なのだが
餃子やワンタンがめちゃくちゃおいしくて、早く日本にも出店してくれないかなと思っている(笑)
おなかが落ち着いたら、鹿港随一の豪邸、鹿港辜家を見に行く。実は私は11年前にも訪れたことがあるのだが、
当時の目はまだまだ節穴だったかもしれないので(笑)、再訪したらまた新たな発見があるに違いない。
鹿港は中国大陸に面した天然の良港であったため大陸との交易が盛んで、「一府(台南)、二鹿(鹿港)、三艋舺(台北)」と
呼ばれるほどに繁栄したが、河口に土砂が堆積して港の機能を失ったことと、日本統治時代に敷設された縦貫鉄道のルートから
外れたことで急速に衰退した。しかしそのために、最盛期の華やかな商店建築がメインストリートにたくさん残っている。
辜家は、辜顯榮が台湾割譲時に日本政府に協力したことで塩の専売権を得、それを礎として繁栄。彼が故郷の鹿港に建てた
邸宅がこの洋館である。鹿港民俗博物館として一般公開されている。
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とても精緻な装飾が随所に散りばめられ、当時の繁栄を十分に伝える華やかな建物である。
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パターン分割された天井。
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ガラス絵の入った中国風の行灯型の照明。
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面格子も素敵だな!そう言えば、台湾では金属供出はなかったのだろうか。
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アーチ型の開口部の周囲にロープ状の飾り。独特で面白いな!
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前にも思ったのだが、日本統治時代にこれだけ豪華な洋楼を建てたなら、タイルを使っていそうなものなのに
マジョリカタイルが全く見当たらないのが、むしろ不思議な気がする。
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中国風の建物もつなげて建てられている。戴振茂という医者と薬剤師の夫人を顕彰しているようだ。
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この建物の造りが面白い。2階建てで、中央部が吹きぬけになっている。2階の床に穴が空いているのだ。
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このような型式は時々目にするが、どういうものかちょっと不明。。。特定の時代や民族に特徴づけられるものだろうか?
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老街を散策しに行こう。細い路地に面した特色ある民家や塀に目を惹かれる。
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老街のメインストリートには古い商店建築が軒を連ねる。
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個別の建物でデザインも色もバラバラなんだけど、間口の幅がだいたい一緒で、窓の配置もほぼ同じ。
共通して1階部分を歩道のように開放しているのは日本統治時代に法制化されたもので、騎楼というスタイル。
それにより建物のファサードデザインが制約される弊害もあるが、通路としての機能や景観的には効果が大きい。
ちなみに、私自身亭仔脚と騎楼をごっちゃにしていた気がするが、屋根のみで上に建物がないアーケードを亭仔脚、
上に建物が乗ったものを騎楼と呼ぶのが良さそうだ。亭仔脚は台湾語であり、元々の古いものは2階がなかったわけで、上に部屋が作られるようになったものを
北京語の騎楼と呼ぶようになったと想像する。
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こちらの角地に建つカッコイイ3階建てのビルはデパートだろうか。丸窓や六角形の窓が印象的。
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建物のてっぺんに書いてある「黄」がオーナーの名前で「玉珍斎」というのが屋号だな。当時かなりの大店だっただろう。
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鮮やかな緑色のスクラッチタイル。
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路地に入ればレンガ造のこんな面白い塀が。半円筒形のパーツは何かの転用だろうか。
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洋楼もあった。
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続く。
古い町並みが残る鹿港へ向かい、途中八方雲集という店でランチ。ちなみにこの店、台湾中に展開するチェーン店なのだが
餃子やワンタンがめちゃくちゃおいしくて、早く日本にも出店してくれないかなと思っている(笑)
おなかが落ち着いたら、鹿港随一の豪邸、鹿港辜家を見に行く。実は私は11年前にも訪れたことがあるのだが、
当時の目はまだまだ節穴だったかもしれないので(笑)、再訪したらまた新たな発見があるに違いない。
鹿港は中国大陸に面した天然の良港であったため大陸との交易が盛んで、「一府(台南)、二鹿(鹿港)、三艋舺(台北)」と
呼ばれるほどに繁栄したが、河口に土砂が堆積して港の機能を失ったことと、日本統治時代に敷設された縦貫鉄道のルートから
外れたことで急速に衰退した。しかしそのために、最盛期の華やかな商店建築がメインストリートにたくさん残っている。
辜家は、辜顯榮が台湾割譲時に日本政府に協力したことで塩の専売権を得、それを礎として繁栄。彼が故郷の鹿港に建てた
邸宅がこの洋館である。鹿港民俗博物館として一般公開されている。
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とても精緻な装飾が随所に散りばめられ、当時の繁栄を十分に伝える華やかな建物である。
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パターン分割された天井。
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ガラス絵の入った中国風の行灯型の照明。
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面格子も素敵だな!そう言えば、台湾では金属供出はなかったのだろうか。
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アーチ型の開口部の周囲にロープ状の飾り。独特で面白いな!
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マジョリカタイルが全く見当たらないのが、むしろ不思議な気がする。
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この建物の造りが面白い。2階建てで、中央部が吹きぬけになっている。2階の床に穴が空いているのだ。
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老街を散策しに行こう。細い路地に面した特色ある民家や塀に目を惹かれる。
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老街のメインストリートには古い商店建築が軒を連ねる。
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個別の建物でデザインも色もバラバラなんだけど、間口の幅がだいたい一緒で、窓の配置もほぼ同じ。
共通して1階部分を歩道のように開放しているのは日本統治時代に法制化されたもので、騎楼というスタイル。
それにより建物のファサードデザインが制約される弊害もあるが、通路としての機能や景観的には効果が大きい。
ちなみに、私自身亭仔脚と騎楼をごっちゃにしていた気がするが、屋根のみで上に建物がないアーケードを亭仔脚、
上に建物が乗ったものを騎楼と呼ぶのが良さそうだ。亭仔脚は台湾語であり、元々の古いものは2階がなかったわけで、上に部屋が作られるようになったものを
北京語の騎楼と呼ぶようになったと想像する。
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こちらの角地に建つカッコイイ3階建てのビルはデパートだろうか。丸窓や六角形の窓が印象的。
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建物のてっぺんに書いてある「黄」がオーナーの名前で「玉珍斎」というのが屋号だな。当時かなりの大店だっただろう。
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鮮やかな緑色のスクラッチタイル。
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路地に入ればレンガ造のこんな面白い塀が。半円筒形のパーツは何かの転用だろうか。
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洋楼もあった。
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続く。