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Channel: まちかど逍遥
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伊東へ。ケイズハウス伊東温泉

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どれから書こうか・・・書き出しはいつも腰が重いが(汗)、夏になる前に、2月に行ってきた伊豆の話を・・・

2月は雪のリスクがあるから、暖かい伊豆の方へ行っておこうか、と伊東の方へ出かけることにした。
サンライズののびのびシートが取れたので熱海までらくらく寝ていけるな!


金曜日の深夜24時すぎに大阪駅の11番ホームへ行ったら・・・あっ、DD51がいる!
レール運送専用のチキを長々と引き連れて、向かい側のホームに停まっていた。うわぉ~、素敵なサプライズ!!
静かな撮影大会(笑)


そしてサンライズがやって来た。のっぺらぼうみたいな顔の車両はあまり好きではないが、まぁ快適性は高い。
のびのびシートはずらっと横一列に並んで寝るカーペット敷きの席だが、顔のあたりだけは壁で仕切られていて、
通路との間もカーテンがある。シーツと枕もついていて、特急の指定席料金のみで乗れるのはありがたい。
男女別にしてくれたら尚いいのだが・・・現在唯一の定時運行の夜行特急はこの上なく貴重。


私と同じ車両にウキウキ乗り込んだ1人の兄ちゃんが、自分の席が空いていなくて車掌さんにきっぷを見せたら、
「これは昨日のきっぷですよ」と言われ、呆然としているのを目にしてしまい、、、お気の毒。どうしたんだろ。
大阪駅出発が0時を過ぎた時刻であるため、買うとき日付を間違えやすいのだ。。。本当に気をつけなければ。


熱海までらくらくと思ったのだが、大阪出発が深夜0時半、熱海の到着が朝5時台。もし寝過ごしたら
横浜まで行ってしまう、と思うとおちおち寝ていられず、結局ほとんど眠れなかった(爆)。
東京行く時ならいいけど、熱海行きに使うのはちょっと失敗だったかな(苦笑)


熱海でJR伊東線に乗り換え。河津桜まつりのポスターが車内に貼られている。実は河津桜のシーズンとは
全く知らずにこの旅を計画したのだった。お花見を兼ねられるのはラッキーなのだが、不慣れな土地での渋滞を恐れて
押さえていたレンタカーをキャンセルし、バスと徒歩で動くことにしたのだった。


伊東には6時過ぎに到着。初めて降り立つ伊東駅はシンプルだが終着駅らしい風格を感じさせる古き良き駅舎。
旅の気分を盛り上げてくれるなぁ!


しかしまだ夜明け前。。。友人が到着するまで体力温存のためちょっと休憩したい。。。


早朝から開いている喫茶店や24時間営業のファストフードなどないかと事前にネットで探してみたが、全くなく(汗)
徒歩15分ほどのマリンタウンのお風呂がやっているというので入りに行き、朝風呂のあと休憩室でしばし熟睡(笑)


さて8時半ごろ駅へ戻って友人と合流したらちょっと伊東のまちをうろつこう。
タイル貼りの「松原温泉会館」。公民館みたいなものかな、と近寄ってみると、1階が共同浴場になっているのか!
うらやましい!




商店街を歩くと、ちらほら古い建物があるな。2階の戸袋が銅板貼りの商店。




海に近い方へ歩いて行くと立派な旅館が現れた。山喜、か。かなり大きいな!ここは旅館として今も営業されており、
立ち寄り湯も受付けているようだ。


受付のおばちゃん(女将?)にもらったパンフレットを見ると、床の間や書院のある客室、緻密な透かし彫りの
欄間に和風シャンデリアがぶら下がる大宴会場など、老舗旅館らしい空間を残しつつ、最新設備の会議室や、
なんとジムまであるのだとか。Wi-Fiも完備。


老舗の旅館も旧来のやり方では厳しいのだろう、いろいろ工夫してるんだなぁ。


素朴な石のお地蔵さん。


そしてこちらはもと老舗旅館、いな葉。10年ほど前に廃業してから建物は一時期荒れ果てていたが、修復され、
現在ケイズハウス伊東温泉という素泊まり宿として営業されている。
建物は登録有形文化財にもなっており、文化庁のデータベースによると建物は大正末頃に建てられ、その後
望楼のある西端部とセットバックした三階が増築されたらしい。


ケイズハウスは全国に12店舗をもつホステルのチェーン。立派な唐破風、玄関脇からひょろりと伸びる松の木、
2階の手すりつき水平連続窓、、、外国人垂涎の日本情緒あふれる建物と、豊富な温泉を使わない手はない。


日帰り温泉や見学も受け付けているというので、あとから時間があれば入りに来よう。


唐破風の下のかえるまたには稲穂の間に遊ぶ雀が彫られている。


梁にもたわわに実る稲穂と雀が。あぁ、いな葉、だからか!


内部も凝った意匠が見られるらしいのだが、結局時間がなく入ることができなかった。。。残念。


続く。

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