台中からの続き。
台鉄の台中駅から1本早い電車に乗ったのは、烏日駅で寄り道するため。
烏日駅は高鉄への乗換え駅である新烏日駅の800m手前にあるローカル駅。高鉄台中駅の開業に伴い新設
された新烏日駅と違って、1905年の縦貫線開通当時からある駅で、まぁ普通は地元の人しか用事はないだろう。
今回そこで降りたのは、フェイスブックで見かけた建物を一軒、見ようと思ってのこと。
次の電車まで30分弱、途中下車にはちょうどいい。行きしな車窓から見ていた駅舎もいい感じ。
地下道をくぐって駅舎の方へ来てみると、おぉ、モザイクタイル貼りの柱や壁、人研ぎの改札ラッチ、そして
有人駅だ。いいねぇ!
これは臨時の改札かな。
コンクリート造の戦後建築だが、まだ建物に人の温もりが感じられる時代。駅に顔がある時代。
写真を撮ってる間駅員さんを待たせてしまったが、ようやく改札を出る。シンプルな待合室は高窓からの光で明るい。
おぉ~~っ!カッコイイ!!抜けるような青空をバックに、この平屋建て駅舎の堂々たる佇まい。
建物の端から端まで伸びる、波打ったデザインの白いひさしがまた素敵だなぁ!
・・・と、先に目当ての建物を見に行かねば。それは駅から徒歩数分、こちらの黄色い建物である。
上へいくほどせり出したギザギザの持ち送りが面白くてインパクトがある。
「台中縣烏日郷民代表会」と書いてあるが、今は「台中市政府警察局烏日分局 偵察隊」が使っているようだ。
フラットな2階建ての建物に見えて、実は右側に破風が立ち上がっている、アシンメトリーなデザイン。
面白いな!
おや、あれは何だ?隣にも古そうな建物が。屋根はセメント瓦が載っている。何の建物だったのだろう。
カメラを高く掲げて鋼板塀の上から写真を撮る(笑)
玄関周りだけ洗い出しのようで、その後ろの建物本体は下見板張り。学校のような雰囲気だが・・・
あとからFBで見たところ、黄色い建物と共に日本統治時代の建物で、隣が元烏日庄役場で、こちらが
元警察官吏派出所だったらしい。
現在は放置状態だが、うまく修復して使ってほしいなぁ。いや、必ずそうしてくれるだろうと信じている。
思わぬ時間を食ってしまったので急ぎ足で駅へ戻ろう。。。
駅前のメインストリートの正面に建つ駅舎は遠くからでもよく見える。道の行き着くところ、という感じがする
何とか間に合いそうだ。
駅の脇には貨物用のホームだったと思われる上屋と、古い事務所兼倉庫(?)の建物が残っていた。
ヤードは保線用の資材などが一部置かれているぐらいでガランとしていた。背後には、供用を今か今かと
待っている真新しい高架線路と橋上駅舎が見えている。
新しい橋上駅への移行に伴い、烏日駅は100mほど台中寄りへ移動することになる。
日本でもどこでもそうだが、駅が動くと人の流れが変わり、旧来の駅前通りの店は急に廃れてしまうことが多い。
このあたりのお店は今後どうなるだろうか・・・心配してしまう。
いずれにせよこの駅舎はあと少しの命ということ。。。地上に烏日駅がある風景を、しっかり目に焼き付けておこう。
新烏日駅までひと駅移動して高鉄で台北へ戻り、ロッカーの荷物を取り出してからMRTで桃園空港へ向かった。
しかしあとで思ったのだが、どうせ荷物を預けるなら高鉄桃園駅で預ければよかった。高鉄桃園駅からなら
空港まで20分ほどだ。遠回りして時間もロスしてしまったな・・・ま、台北から2日連続で台中へ日帰りしている
時点で大きなロスなのだが(苦笑)。今度来る時はもっと効率よく動くようにしよう!
終わり。
台鉄の台中駅から1本早い電車に乗ったのは、烏日駅で寄り道するため。
烏日駅は高鉄への乗換え駅である新烏日駅の800m手前にあるローカル駅。高鉄台中駅の開業に伴い新設
された新烏日駅と違って、1905年の縦貫線開通当時からある駅で、まぁ普通は地元の人しか用事はないだろう。
今回そこで降りたのは、フェイスブックで見かけた建物を一軒、見ようと思ってのこと。
次の電車まで30分弱、途中下車にはちょうどいい。行きしな車窓から見ていた駅舎もいい感じ。
地下道をくぐって駅舎の方へ来てみると、おぉ、モザイクタイル貼りの柱や壁、人研ぎの改札ラッチ、そして
有人駅だ。いいねぇ!
これは臨時の改札かな。
コンクリート造の戦後建築だが、まだ建物に人の温もりが感じられる時代。駅に顔がある時代。
写真を撮ってる間駅員さんを待たせてしまったが、ようやく改札を出る。シンプルな待合室は高窓からの光で明るい。
おぉ~~っ!カッコイイ!!抜けるような青空をバックに、この平屋建て駅舎の堂々たる佇まい。
建物の端から端まで伸びる、波打ったデザインの白いひさしがまた素敵だなぁ!
・・・と、先に目当ての建物を見に行かねば。それは駅から徒歩数分、こちらの黄色い建物である。
上へいくほどせり出したギザギザの持ち送りが面白くてインパクトがある。
「台中縣烏日郷民代表会」と書いてあるが、今は「台中市政府警察局烏日分局 偵察隊」が使っているようだ。
フラットな2階建ての建物に見えて、実は右側に破風が立ち上がっている、アシンメトリーなデザイン。
面白いな!
おや、あれは何だ?隣にも古そうな建物が。屋根はセメント瓦が載っている。何の建物だったのだろう。
カメラを高く掲げて鋼板塀の上から写真を撮る(笑)
玄関周りだけ洗い出しのようで、その後ろの建物本体は下見板張り。学校のような雰囲気だが・・・
あとからFBで見たところ、黄色い建物と共に日本統治時代の建物で、隣が元烏日庄役場で、こちらが
元警察官吏派出所だったらしい。
現在は放置状態だが、うまく修復して使ってほしいなぁ。いや、必ずそうしてくれるだろうと信じている。
思わぬ時間を食ってしまったので急ぎ足で駅へ戻ろう。。。
駅前のメインストリートの正面に建つ駅舎は遠くからでもよく見える。道の行き着くところ、という感じがする
何とか間に合いそうだ。
駅の脇には貨物用のホームだったと思われる上屋と、古い事務所兼倉庫(?)の建物が残っていた。
ヤードは保線用の資材などが一部置かれているぐらいでガランとしていた。背後には、供用を今か今かと
待っている真新しい高架線路と橋上駅舎が見えている。
新しい橋上駅への移行に伴い、烏日駅は100mほど台中寄りへ移動することになる。
日本でもどこでもそうだが、駅が動くと人の流れが変わり、旧来の駅前通りの店は急に廃れてしまうことが多い。
このあたりのお店は今後どうなるだろうか・・・心配してしまう。
いずれにせよこの駅舎はあと少しの命ということ。。。地上に烏日駅がある風景を、しっかり目に焼き付けておこう。
新烏日駅までひと駅移動して高鉄で台北へ戻り、ロッカーの荷物を取り出してからMRTで桃園空港へ向かった。
しかしあとで思ったのだが、どうせ荷物を預けるなら高鉄桃園駅で預ければよかった。高鉄桃園駅からなら
空港まで20分ほどだ。遠回りして時間もロスしてしまったな・・・ま、台北から2日連続で台中へ日帰りしている
時点で大きなロスなのだが(苦笑)。今度来る時はもっと効率よく動くようにしよう!
終わり。