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Channel: まちかど逍遥
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斗六の老街

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台湾の続き。

今回は来るとき台北から入ったが帰りは高雄空港からの予定。・・・というのは、連休の最終日、
台北便は少し高く高雄便の方が安かったから。まぁ、数千円の違いなのだが(爆)。
ピーチでオープンジョーのチケットを指定できることを発見して、喜んで取ってみたというのもある(笑)。

高雄で1泊する予定で新幹線で南下。その途中で、前から行きたいと思っていた斗六や西螺に立ち寄って
散策しようと考えていた。嘉義の花磚博物館の徐さんが案内してくれるというので、高鉄雲林駅で再会!

車でまず斗六へ向かい、太平老街を歩く。


うわぁ~~、古い商店がずらりと並んでいる!!
斗六は雲林県の中心地で、交通の要衝として昔から栄えた場所。この太平老街は、日本統治時代に建てられた
バロック商店建築が600mも連なり、台湾最長の老街なのだとか。
レンガや石で飾り立てられたファサードには、寺廟などでよく見られる台湾の伝統的な装飾「剪黏」も
使われていて、華やかさをを添えている。


あっ、こんなところにタイルが!


こちらも素敵なファサード。2階の窓には面格子もついている。


台北の迪化街や剥皮寮、三峡や大渓、新化など、いろんなところでこういう日本統治時代のバロック風商店が
ずらりと並んだ老街を見てきたが、ここの老街は全く観光化されておらず、車はガンガン走るし、
現役のお店が入っていて看板がデカデカと掲げられていたりと、とてもナチュラルだ(笑)。
ちょっとジャマにも思うが、生きた建築と言えるだろう。




ここは比較的新しそうな3階建ての商店だが、モルタル塗りのファサードにマジョリカタイルが使われていた。




その隣の建物にもタイルが。右側は絵付タイルだが左側は何?見たことない絵柄のタイルだな。
下の2枚一組の龍のタイルはよく見かけるもので日本製だ。こういうマジョリカタイルが使われた建物はごく少数。




こちらの商店の装飾壁には丸いものが・・・時計!?
これを掲げ持っている2人の子供は天女の羽衣のようなものをまとい、両側には獅子が描かれているのも
西洋っぽくなく、中洋ミックスされた雰囲気。


スタイルはほんとにばらばらで、各家でデザインを競ったのだろう。


こちらは2階から突如円柱がそびえている(笑)。


あっ、よく見るとこんなところにもタイルが・・・




古い薬屋さんの薬の棚は風格を醸している。


白いタイルを使った建物はまちなみの中でも新鮮に映るな!白の鮮やかさが目を引く。




梅に鶯をモチーフにしたモルタル装飾。立体的に表現された花びらはタイル片だろうか?美しい~~




こちらはずっと時代が下るモザイクタイル貼りの建物だが、右端の部分がかわいいデザインだな!


続く。

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