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Channel: まちかど逍遥
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タイル旅マラッカ(9) カレー屋のタイル

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マラッカの続き。

mayumamaさんが前回たまたまカレー粉を買った店で見つけたという、すごいタイルを見に行く。
ほんとに何てことのない、どちらか言うと質素な感じの外観のショップハウス。
今回もカレー粉を買ったあとに中を見せてと奥さんに頼むと、渋々な感じだったが中へ入るのを承諾してくれた。

うわぁ~~~っ!!ほんとだ!!
光庭に面した階段の下に造りつけられた物入れの壁に、美しいグリーンのタイルが貼りめぐらされていた。
アーチのキーストーンとして1枚だけ、あのHEEREN PALM SUITESで見たタイルが
貼られている。


側面はきっちりと階段の段にあわせて隙間なく貼られている。すごい!!


この階段自体もとても美しく、この透かし模様の入った木製の手すりは素晴らしいなぁ!!
踊り場は落下防止のため強度の高い鉄製の格子がはまっており、こちらもデザイン性が高いな!


階段の踏み面と蹴上には銅版転写タイルが~~!


あぁ、こんな素晴らしいタイル階段が、一見地味な民家の中にあるとは・・・
そもそも、今回の旅で突撃お宅訪問をしようと決意したのも、それぞれ前回行ったときにこういうのをちょくちょく
垣間見ていたからなのだ。人知れず眠っているタイルはまだまだあるはず。そういう物件を発掘したいなぁ!


ぐるりと回ってまた賑やかなジョンカーストリートへ。
こちらの大きな建物は「雷州会館」と書かれている。「会館」は中国系の人が住むところにはたくさんあり
同郷や同族の人々のための親睦施設、活動拠点らしい。


1階も2階もファサードにタイルがふんだんに使われている。






ブキッチナ通りで見たのと同じタイルもあるな。


2枚だけ、ポイント的に入れられたイギリス製と見られるダークグリーンのタイル。特別感があるな。


2階のベランダの腰壁に貼られたタイルはシンメトリーになっている。
夜に撮った写真なのでブレているが(汗)





こちらも近くにあった「徳化会館」。


入口の両脇にボタンの花のタイルが1種類のみ、びっしりと。


この近くでちょっと休憩、チェンドルを食べた。緑色の寒天を添えたかき氷にココナツミルクとヤシ砂糖の
シロップ、グラムラカをかけてあるのだが、コクがあってめちゃくちゃおいしい。


安いからたまたま入った店だったが、どの店よりおいしかった。
あの味が忘れられず、翌日グラムラカを1瓶買ったのだった。




続く。

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