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Channel: まちかど逍遥
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スクラッチタイルを作ってみた

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私が去年から陶芸教室に通い始めたのは、古い建築物に使われているような素敵なタイルを
つくってみたかったから!!一通りの基本作業を習って、(ちょっと嫌がられながらも)釉薬の
テストピースをいくつも作って、満を持して(笑)タイル作りに取り掛かった!

厚みと重みのある、大きなタイルを作りたかった。器づくりで試した布目模様はあまりはっきりと
出なかったので、スクラッチタイルを作ることに。目指すは生駒ビルの外壁の荒々しいスクラッチ。
10cm角、1cm厚の板を作る。1kgの土では3枚しか作れなかった・・・
間隔を測ってしるしをつけておき、竹べらで引っ掻いていく。何度も余り土で練習をしたので(笑)
比較的うまく”ワラビ”が立った。”裏あし”として裏面にも凹凸をつける。ふぅ〜

素焼きが上がってきたのを見て、ショック!!大きく反り返ってしまった〜
ワラビがつぶれてしまうので焼く時に押さえられなかったために大きく反ったのだ。
また、板状にしたあとさわり過ぎると生地が不均一になり歪みがでてしまうとか。裏向けたり
こねくり回したもんなぁ〜
そして、素焼きはやわらかいので、せっかく荒々しく毛羽立ったワラビが、ちょっとした衝撃で
パラパラと落ちてしまうのだ!きゃ〜〜っ!

釉薬はたっぷりかけたいが、溝が埋まってしまうと台無しになる。ぽってり厚くかかるチタン釉を
選び、先生のアドバイスを受けて筆で表面に置いていく。チタン釉は色を重ねたようなニュアンス
が単独で出るし、赤みかげ土を使っているのでさらに味わいが出る。
本焼きをすると反りが多少戻るという先生の言葉に望みをかけて・・・・

じゃ〜ん!!焼きあがったのがこれ。
うん、初めての作にしては、なかなか味があるタイルができたんじゃない?
ワラビはすっかり落ちてしまって、生駒ビルには遠く及ばないが・・・・


心配していた反りは全体的には多少ましになったものの、今度は垂直方向の歪みも加わり、
ねじれた感じに。。。意匠以前に素地づくりが難しいなぁ。


とても勉強になったので、また同じ大きさで少しずつ作っていって、最終的には家の壁に
いろいろとりまぜ乱張りしよう〜!!


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