Quantcast
Channel: まちかど逍遥
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

大須をうろつく。 その1

$
0
0
12月はどこにも出かける予定を入れてなかったので、一回ぐらいどこか行こうと、多治見を再訪することに。
名古屋までバスで行ってレンタカーを使えば、途中で寄り道できるし、多治見も市之倉とか笠原にも
バスの時間に縛られずに行ける。
バスと格安レンタカーと格安宿を押さえて、多治見の情報を調べていたら、モザイクタイルミュージアムで
ちょうど、京都市陶磁器試験所の企画展をやっているじゃないの。おぉ、なんというタイミング!
ちょうど知りたいと思っていたとこだったのだ。

名古屋にバスで10時半に着き、mayumamaさんからタイルがいっぱいあったと聞いていた大須へ。
大須観音って、寺院を中心とした盛り場で遊廓もあったところ。妖しげな雰囲気があるのかと思いきや、
浅草のように老若男女、日本人外国人、地元民観光客、入り乱れて、すごい人出で、活気があって、
オシャレで、おいしいものがあって、めちゃくちゃ楽しいとこだった!

まずは周縁部から。
こちらは愛知信用金庫の足元のタイル。地味で見逃しがちだが、グラデーションのついたボーダータイルが美しい。


白い部分は一見目地に見えるがこちらもボーダータイル。


若松ビルの小口タイルは茶色で一見地味だが、すすけたような色やぽってりしたえび茶色のものがランダムに
混じっていて味わいがあるなぁ。




こちらは型押しタイル。結構深い模様が刻まれている。


歩いてみると結構エリアは広い。
たまたま覗きこんだ路地は昔のスナック街だったようで、隠れ家のような雰囲気をうまく生かして
今どきのお店ができていた。


かわいいタイル!!水色地にレリーフが浮かび上がっている。


そう、昭和のスナックはタイルの宝庫なのだ!!


うわぁ、これはいったいなに!?ここも元スナックだが、ミステリアスすぎる意匠・・・


壁にたくさん空けられた丸い穴が、真円でなくちょっとゆがんでいるのが、手作りっぽくてなんだか面白い。ふふふ


おもしろそうなので奥まで歩いてみよう。今も飲み屋をやっているところもあるな。


うわっ、ここもまたカワイイじゃないの!


足元に色とりどりのモザイクタイルがみっしりと!!最近リノベーションして貼ったものかと一瞬思ったが、
近づいて見てみると元からあったものとわかる。


その下のエンジ色の長方形タイルも、ひとつひとつを見ると、縁が青くて面白い色だなぁ~

貸しギャラリーになっているようだったが、よくこんな素敵な物件を見つけたものだ。

古い料亭か旅館のような建物も残っていた。すでに営業されていないようだな。


モールガラスのはまった入口がいい雰囲気。人は住んでおられるようだ。中はどんなんだろう・・・


このあたりには喫茶店も多い。喫茶サンのかわいいロゴ。


飲み屋の前にこたつ席が(笑)。楽しそう~~


前に乗った柳川の水郷の船がこたつ船だったな。こたつって実家でも自宅でも最近置いてないけど、
やっぱり日本の冬の文化だよなぁ~


路地、バラバラな建物、はみ出した商品、いろんな業種業態入り混じったカオス。やっぱりこういう、
ごちゃごちゃしたところに人は惹かれて集まってくるんだろう。

続く。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

Trending Articles