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Channel: まちかど逍遥
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函館の建築めぐり 旧イギリス領事館

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函館の続き。

相馬邸待ち(理由は前記事参照)の間、付近の建物をふらふら見て歩いていたが、、、
そうだ、旧イギリス領事館のティールームでランチ代わりにアフタヌーンティを楽しもう。
ここも前回は閉館間際に滑り込んで外観をささっと撮らせてもらっただけだった。


控えめな入口。

函館のイギリス領事館は、箱館が国際貿易港として開港した1859(安政6)年に設置された。
火事の多い函館、何度も焼けては建て直され、現在の建物は1913(大正2)年に再建されたもの。
領事館が閉鎖後函館市がイギリスから建物を買い取り、1979年まで市立函館病院の施設として
使っていたとか。

二階の見学には500円要るというがどんなもんかな?階段は緩やかな勾配で木製の手すりが
いい感じだが、Tさんが改修済みでそれほどと言ってたし、カフェになってる1階部分だけでいいや。


部屋に入る前の廊下に暖炉があり、焚口のまわりと床に深い青緑色の無地のタイルが貼られていた。
鮮やかな色の透明釉のムラが古そうに見えるが、大正時代のものかどうかよく分からない。


部屋に入ると・・・おお、いい感じ。どこに座ろうかとちょっと迷うが、明るい窓辺の席に陣取った。
この部屋にも暖炉があるな。注文して待っている間にちょっとフロアをうろうろ。写真撮影もOKをもらった。


さっきの廊下の暖炉は小さくて簡素だったけど、さすがこちらのマントルピースは時計やオブジェも飾れ
インテリアの一部になっている。


ここのタイルは黄みがかった明るい緑色。二丁掛サイズのタイルが縦長に貼られている。
釉薬のかかり具合にムラがあり、色が均質でないのがいいね!
ちなみにフードは後から新しく作られたものと見える。


きれいな色だなぁ!!壁面のタイルは状態がいいが床面は割れていたり欠けていたりするのでやはり
古いものではあるんだろうな。


暖炉は隣の部屋にもう1ヶ所、合計で3ヶ所あった。華やかに飾られたこちらの暖炉はタイルの色が赤!!


赤というか、スカーレット色かな。こちらは一枚一枚の色ムラが少ないのは色の特性なのかもしれない。


しかし、無地タイルばかりだな。イギリス領事館なのだからビクトリアンタイルがあっても良さそうなのに、
暖炉の色無地タイルしか見当たらなかった。

あとからネットで見ると、2階の部屋にも同じような暖炉があるらしい。しかし部屋はきれいすぎるほどに
改装されて展示室になっているようだった。

あいかわらず止む気配すらない雨を窓の外に見ながら、優雅にアフタヌーンティ。


しばしまったりとくつろいだあと、オールドローズの花咲くお庭を散策。
マーブルのように色が混じった花は不思議だなぁ~


風が強くてピントを合わせるのもひと苦労・・・(汗)



さて、そろそろ相馬邸へ行くか。。。あのカップルもさすがに見終わっただろう(笑)。

続く。

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