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Channel: まちかど逍遥
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梅雨逃避行 ポロトコタン

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北海道の続き。

登別温泉をあとにして、これから支笏湖の方へ向かうのだが、山の中をずっと走るのも飽きてきたので(苦笑)
海沿いの道を経由して向かうことに。
道の駅とかあったら入って買い物したいのに、昨日から全然出会わない(汗)。九州ならちょっと走れば
次々現れるからスルーするほどなのに、北の大地は広すぎて人口密度が低すぎるからか。
海岸線を走れば何かしら物産店ぐらいあるだろう、と思って走るのだが、全然出会わないのだ(苦笑)。

海産物を販売しているらしい簡素な小屋があったので、慌ててUターンして寄ってみた。


トロ箱に氷とともに魚がドサッと入っていて、手書きの張り紙に「一箱1000円」と。
えっ、これだけ入って1000円!?めちゃくちゃ破格値じゃない!?


こちらは何と1箱500円。えぇ~~~っ!!安っっっ!

でも同じ魚をこんなにたくさんは要らないなぁ~
・・・というか、旅行中だし1匹でも持って帰れないわ。。。残念だけど買えないな。

そのうち、なんか妙な色のもやが海全体を覆ってきた。。。なんだこりゃ!?世界の終わりかと思って
しまうような不気味な光景で、陸地の視界もどんどん悪くなり2台先の車が見えないほどに。


白老にあるアイヌ民族博物館へ寄ってみよう。ポロト湖という湖のほとりにアイヌの集落が再現してあり、
昔のアイヌ民族の暮らしや信仰について知ることができる。


その湖にもまた白いもやがかかっていて、これが何とも幻想的・・・


この不思議な房状のものは「イナウ」と呼ばれる祭具で、一本の棒から削りだしたもの。面白いなぁ。
削りだす房の形によって名前がつけられている。供物としていろんなところにくくりつけられていた。




古い形の刳り舟は日常生活に使われ、刳り舟の舷に板をつぎ足した船は海での漁や交易に使われたという。


家は「チセ」と呼ばれる。大きな1部屋の主屋に前室がついた形をしている。


壁も屋根も草(葦?)でできている。


むき出しになった小屋裏はすすで黒くなっており、梁の上に魚の燻製(?)がずらり。




集落内には熊の檻や倉庫など共同の建物もある。
春先に熊狩りで熊の子を捕まえてきて「神の子」として一定期間育て、翌年の2月に盛大な儀式を行い
神の国へ送り返すという。なんかかわいそうな気もするが・・・(汗)


この日ちょうど江差追分のショーをやっていた。歌手のお姉さんの独特のこぶしのきいた歌声をBGMに
場内をうろつきまわった。


北海道犬のゆめちゃんは、ソフトバンクのCMに出ていたカイ君の娘なのだとか。
若者や子供がまわりに集まって大人気(笑)。檻から出て一緒に遊びたいよねぇ~~


カワイイ~


神聖な空気に満たされているポロトコタンだった。。。


続く。

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