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Channel: まちかど逍遥
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箱根の旅 強羅の洋館

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大涌谷からの続き。

今朝強羅に着いたとき、1軒チェックしていた近代建築、旧閑院宮別邸を見に行こうと駅前の
観光案内所に入ったところ、他にも洋館があるとの話。箱根マイセンアンティーク美術館というのがそれ。
昔は他にも洋館があったらしいがもうほとんど残っていないと案内所のおばちゃんが言っていた。
強羅公園の前からケーブルカーのガードをくぐって歩いて行くことに。

国民宿舎箱根太陽山荘。木造の2棟の建物が渡り廊下でつながっている。


徳利型の窓が。


10分ほど歩くとあたりはうっそうとした森になってきた。カーブを曲ると建物が見えた。おおっ!


もと日本銀行総裁、一萬田尚登氏の住まいだったものという。
サンドベージュ色の壁に赤い屋根がかわいい建物はスパニッシュの香り。窓まわりのアイアンや木製の
装飾は凝っている。ステンドグラスの模様はアールデコだな。これは中から見てみたい!


マイセン美術館の入場料は・・・1600円!?高っ。いや、好きな人には高くないのかもしれないが
マイセンを見るわけじゃないからなぁ。。。中にミュージアムショップやカフェでもあればと思って
聞いてみたが、中に入るには入場料を払ってもらわないと、ときっぱり。そりゃそうですね。。。




時間もあんまりないので、外回りだけでガマン。
側面にも大きな半円の窓やアーチ窓があって、なかなか密度が濃いな~



広い庭園も見どころらしい。ビフォーアフターで匠が手がけたらしいことが書いてあったが、どこを
どんな風に変えたんだろう。

バックヤード側の窓にも素敵なアイアンワークの面格子が。

内部も間違いなく見どころ満載だろうが・・・時間もそんなにないし、もうちょっと気軽に見れれば
いいんだけどなぁ。

一方閑院宮別邸は、強羅駅の下手にある強羅花壇というホテルの敷地内にあった。
登山電車の線路沿いの門から入り、坂を下っていくと素早く人が近寄ってきた。
ちょっと建物の外観を見たいとお願いして近くまで行くと、やっぱりすごいぞ!!


この建物は現在レストランとして使われており、ここでの食事は6千円~1万円ぐらいする。
ここでランチするのもアリだけど、それなら時間もゆっくり確保しておかなければもったいない。
今回は予定してなかったので、、、

インパクトの強いハーフティンバーの妻壁を正面に2つ並べたアシンメトリーなファサード。
縦長の窓にはステンドグラスがはまっている。

3箇所の柱がひさしを支える広い玄関もすっきりした印象。


玄関脇にもステンドグラスが。


コンパクトにバランスよくまとまった洋館は瀟洒で上品で、やっぱり格が違うなぁと思わせる。
次回はぜひここで食事をして内部も見てみたいなぁ!泊まるのはちょっと無理だけど・・


お客様を迎えるために前庭に5~6人の従業員の方が待機しておられるのを見ても高級宿であることは
分かっていたけど、ネット検索してみてやはり遠い世界であることを思い知らされた(汗)


続く。

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