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Channel: まちかど逍遥
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天草・熊本の旅 八千代座とさくら湯

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山鹿の続き。

山鹿は温泉地でもあるし古いまちなみ散策は人気で、観光客も多い。だからだろう、田舎まちなのに
オシャレなショップが並んでいたりする。
通りがかりに目をひきつけられた「Reborn(リボーン)」というお店。ちょっと寄り道・・・!


うわぁ~~!!インドの新旧のリボンやアンティークのサリーのボーダー部分を切り取ったものなどが
壁いっぱいにずらりと!!こういうものに狂喜乱舞するというのは、やっぱり女子~~(爆)

私は昔こういうアジアの染織品に心奪われ産地を探訪する旅をしていた時期があった。
当時のような熱は冷めたがやっぱり好きなのだ。
数種類のリボンを1mずつ買って、店の兄ちゃんと少し会話したが、自ら買い付けたものだとか。
昔旅先で会ったバックパッカーの中には、モノを仕入れて別のところで売り旅を続けている人や、
放浪の末好きなモノを見つけて仕事にした人などいろいろいた。この兄ちゃんもそんな1人だろう。
バイヤーなんて憧れたものだが・・・私には実行力がなかった(苦笑)

思わぬところで1時間ぐらいハマってしまったが・・・この前の道は豊前街道。


おなかがすいたので昼食を。海鮮は旅の間食べ続けているので趣向を変えてピザでも。
石窯で焼いたピザはかなり大きく、とてもおいしかった。もう1枚、栗の載ったスイーツ風のピザも。


このお店はもともと薬屋さんだった建物を利用しているらしく、古い看板やショーケースも残っていた。


富士山の欄間も。ふらっと入った店だったが、当たりだったな~


こちらは八千代座。1910(明治43)年に、山鹿の商人により造られた芝居小屋。昭和40年代に
使われなくなってから老朽化が進んでいたが、国の重要文化財に指定され、平成の大修理を経て
2001(平成13)年、全盛期の華やかな姿に甦った。
回り舞台、スッポン、花道など、江戸時代の歌舞伎小屋の様式を残している。


「ぶどう棚」と呼ばれる、舞台天井。


枡席と天井広告画。格天井の格子の中に広告を入れるとは!さすが商人が造った芝居小屋だ。
広告収入を運営費に充てたのだろう。


回り舞台の床下。これもスッポンもみな人力である。大変な労働だ・・・


奈落には鍋田石と呼ばれる凝灰岩で組まれた石垣も残っている。石橋と同じく肥後の石工の仕事である。


さて、山鹿でのもうひとつの目的が、こちら、さくら湯。
山鹿温泉を気に入った細川藩主が1640(寛永17)年に作った御茶屋を起源とし、明治初期に大改装
された市民温泉は、昭和40年代まで幾度もの改修・増築が繰り返されながら親しまれてきたが、
大規模再開発の名の下に解体されてしまった。


再開発ビル(温泉プラザ山鹿)の中に移ってさくら湯は営業が続けられたが、2012(平成24)年に
再び威風堂々とした木造建築の趣で再現された。復元建物とは言え、半地下の大浴場の高い吹き抜け空間、
大理石貼りの浴槽、そして何よりかけ流しの源泉の泉質が素晴らしい。飲泉もできるのもいいね!

そして・・・お察しの通り、ここも九州八十八湯めぐりの湯である。スタンプゲット(笑)。

山鹿温泉でギリギリまで楽しんで、道の駅にも寄っていたから、レンタカー返却の時間が迫り
最後はちょっと焦ったが・・・
帰り道気になったこのメロンドーム、今回は時間切れで立ち寄れず。次回は是非行ってみよう。

台風直撃予想、暴風雨予報をパワーではねのけ、充実した女子旅だった(笑)。Tさん、ありがとう!

終わり。

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