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Channel: まちかど逍遥
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旧三池炭鉱専用鉄道の廃線跡を追う

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大牟田の続き。

泊まった宿は安い旅館だが変わった宿で、ちょっとあやしげな感じ。迷路みたいなくねくね通路の
一番突き当たりの部屋に通された。おそらく工事関係者が長期滞在する宿で、あまり女性客はいないんだろう、
確かに安いだけあってボロいけど、おかみさんはいろいろ気遣ってくれて十分快適。

朝から行動開始。西鉄の駅でレンタサイクルを借りて出発!まずは昨日の続きの専用線を見に行こう。
あっ、あれは!!三井化学へ行くタンク車じゃないのか!?

エンジ色の電気機関車が引く貨物列車は新栄駅の専用線分岐ポイントを通り過ぎて行った。
引き返してくるに違いない!!

国道208号のワイヤー式踏切へ先回りすると、脇の小屋に人がいたので、貨物列車が来るか聞いてみたら
もうすぐ来ると。やったぁ!


どこで見るのが一番いいかとウロウロして、歩道橋の上に陣取った。そして、、、おおっ、来た~!


広い踏切で車を待たせてゆっくり通り過ぎるタンク車。これよこれ!!興奮する~~

朝から幸先がいいね!

昨日見つけた専用線の分岐先を追いかけよう。
三池鉱山専用鉄道は、1878(明治11)年に馬車鉄道として引かれたのが始まりだとか。
鉱山鉄道の一部が三井化学専用線として現在も使われている。
1908(明治41)年の三池港の開港以前は石炭の積み出しには大牟田川河口の港が使われていたといい、
このあたりの区間は比較的早い時期にできた部分であろう。


道路を超えるガードもいちいち絵になる。
時折自転車を停めながら見ていく。ん~~楽しい。こんなきままな旅、一人旅でないとできないな(笑)。

しかし、何か、城東貨物線を見ていると錯覚してしまいそう。
淡路あたりのガードと雰囲気が似ている・・・



港の方へ向かって伸びる築堤。追いかける追いかける。


角に石材を使った古そうな橋台。


おしゃれに擬態している専用線のガード。




海に近づくにしたがい道はだだっ広く、交通量は少なくなってくる。




こんな細い通路も。律儀にレンガ積みの橋台で渡してある。いいなぁ~


そして川を渡り、工場の敷地内へ・・・あぁ、あの三井化学の工場からここへつながっていたんだ。


このあたりが横須浜駅のあった場所だろうか。駅から先は「支線」の扱いだったようだ。


続く。


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