長湯温泉からの続き。
さて、バスで豊後竹田駅前まで戻り、駅前のエネオスでニコニコレンタカーを借りる。
前回八幡浜で借りたときはあまり印象よくなかったが、安いので。。。
今回はちゃんとコンパクトカーを借りることができたが、おや、ナビがついていない。
「ナビは別料金なんです」
あっそ、まぁいいや。マップがあるから何とかなるでしょ。
まずやって来たのは、白水ダム。「水辺の土木」の本で見てからいつか見に行きたいと思っていた。
すぐそばまで車で行けるというので、案内に従っていくと、、、おお、あれだ!
うわぁ、遠目で見てもきれい~
1938(昭和13)年竣工。
水の流れが真っ白に見えるのは、斜面がコンクリートでなく石積みで作られていて
水が細かく散るからだ。これにより水圧が分散し、設備の傷みを防いでいるのだとか。
特に負担のかかりやすい両側の端は曲面になっていて、水は転がるように流れて行く。
設備面の問題点をこのように美しい形で処理するとは!そしてその効果のほどは
築造されて3/4世紀経った今も変わらぬ姿であり続けているのを見れば明らかである。
寒風の中、しばし見とれる・・・
さて、駐車場の片隅に「円形分水→」の案内が。おや、親切な。これからそれを見に行こうと
してたんだよ。こういう土木遺産もメジャーになってきて見に来る人が増えたのだな。
矢印を信じてそっちの道へGO!
くねくね道をしばらく走ると、T字路に出た。案内はない。えっ、ハシゴを外された!?
A3サイズのマップは農道まですべて書いてるわけじゃないので、もう半分勘だ。
何度か分かれ道があって迷いながらも集落に出たので、地名を頼りに進んでいくと、
「円形分水」の案内復活!もう~、途中飛ばさないで欲しいわ。
そして、無事到着~!道路から少し降りた田畑の片隅に円形分水が。おお、美しい・・・
正式名称は「音無井路十二号分水」。1934(昭和9)年竣工。
水は中央部の筒の中からとうとうと湧き出し、四方八方にあけられた窓から溢れ出る。
一方向から流れ込むのだと場所によって水圧が変わったり水流により流量に差が出てしまう。
貴重な農業用水を正確に分配するために、水はサイホンの原理で地下から垂直に湧き上がるように
してあるのだ。素晴らしい知恵である。
さて、駅へ戻る方向へ走り出す。しかしまだ見所はある。
のどかな農村風景の中を30分ほど走ったところで突如現れたのが、濃灰色の石がびっしりと
積み重ねられた重厚な6連アーチ。うぉ~~、ストップ、ストップ!!
ちゃんと駐車スペースも設けられている。
この見事な6連アーチは水路橋である。「明正井路一号幹線一号橋」、1919(大正8)年竣工。
説明板には、長さ90m、高さ13m、幅4m余、と書かれていた。
畑の横を上ってみると、ふたのない水路に水がザブザブと流れている。
はまったらえらいことだ・・・そそくさと下りる。。。
6連のうち西側から2番目のアーチは青緑色に澱んだ深い渓谷をまたいでおり、表情が一変する。
隣接する人道橋を渡って、対岸の方にある長小野塩井湧水を見に行く。竹田湧水群は
名水百選にも選ばれている。火山灰がベースになった地質は雨が地中を流れやすいのだろう。
そこからまた少し走ると、さっきの水路橋とそっくりの石積みアーチが現れた。
もろい凝灰岩で組み上げられた石橋。しかしこちらは2連アーチの人道橋だ。
住吉橋。川面に橋が映ってほんとにメガネみたい。
豊後竹田駅から少し行ったところにもこれらと同じような石積みアーチ橋が2件残っている。
そちらは今回行かなかったのだけど、こんなに連続して土木遺産があるなんてすごいなぁ。。。
続く。
さて、バスで豊後竹田駅前まで戻り、駅前のエネオスでニコニコレンタカーを借りる。
前回八幡浜で借りたときはあまり印象よくなかったが、安いので。。。
今回はちゃんとコンパクトカーを借りることができたが、おや、ナビがついていない。
「ナビは別料金なんです」
あっそ、まぁいいや。マップがあるから何とかなるでしょ。
まずやって来たのは、白水ダム。「水辺の土木」の本で見てからいつか見に行きたいと思っていた。
すぐそばまで車で行けるというので、案内に従っていくと、、、おお、あれだ!
うわぁ、遠目で見てもきれい~
1938(昭和13)年竣工。
水の流れが真っ白に見えるのは、斜面がコンクリートでなく石積みで作られていて
水が細かく散るからだ。これにより水圧が分散し、設備の傷みを防いでいるのだとか。
特に負担のかかりやすい両側の端は曲面になっていて、水は転がるように流れて行く。
設備面の問題点をこのように美しい形で処理するとは!そしてその効果のほどは
築造されて3/4世紀経った今も変わらぬ姿であり続けているのを見れば明らかである。
寒風の中、しばし見とれる・・・
さて、駐車場の片隅に「円形分水→」の案内が。おや、親切な。これからそれを見に行こうと
してたんだよ。こういう土木遺産もメジャーになってきて見に来る人が増えたのだな。
矢印を信じてそっちの道へGO!
くねくね道をしばらく走ると、T字路に出た。案内はない。えっ、ハシゴを外された!?
A3サイズのマップは農道まですべて書いてるわけじゃないので、もう半分勘だ。
何度か分かれ道があって迷いながらも集落に出たので、地名を頼りに進んでいくと、
「円形分水」の案内復活!もう~、途中飛ばさないで欲しいわ。
そして、無事到着~!道路から少し降りた田畑の片隅に円形分水が。おお、美しい・・・
正式名称は「音無井路十二号分水」。1934(昭和9)年竣工。
水は中央部の筒の中からとうとうと湧き出し、四方八方にあけられた窓から溢れ出る。
一方向から流れ込むのだと場所によって水圧が変わったり水流により流量に差が出てしまう。
貴重な農業用水を正確に分配するために、水はサイホンの原理で地下から垂直に湧き上がるように
してあるのだ。素晴らしい知恵である。
さて、駅へ戻る方向へ走り出す。しかしまだ見所はある。
のどかな農村風景の中を30分ほど走ったところで突如現れたのが、濃灰色の石がびっしりと
積み重ねられた重厚な6連アーチ。うぉ~~、ストップ、ストップ!!
ちゃんと駐車スペースも設けられている。
この見事な6連アーチは水路橋である。「明正井路一号幹線一号橋」、1919(大正8)年竣工。
説明板には、長さ90m、高さ13m、幅4m余、と書かれていた。
畑の横を上ってみると、ふたのない水路に水がザブザブと流れている。
はまったらえらいことだ・・・そそくさと下りる。。。
6連のうち西側から2番目のアーチは青緑色に澱んだ深い渓谷をまたいでおり、表情が一変する。
隣接する人道橋を渡って、対岸の方にある長小野塩井湧水を見に行く。竹田湧水群は
名水百選にも選ばれている。火山灰がベースになった地質は雨が地中を流れやすいのだろう。
そこからまた少し走ると、さっきの水路橋とそっくりの石積みアーチが現れた。
もろい凝灰岩で組み上げられた石橋。しかしこちらは2連アーチの人道橋だ。
住吉橋。川面に橋が映ってほんとにメガネみたい。
豊後竹田駅から少し行ったところにもこれらと同じような石積みアーチ橋が2件残っている。
そちらは今回行かなかったのだけど、こんなに連続して土木遺産があるなんてすごいなぁ。。。
続く。