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Channel: まちかど逍遥
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ジャワ

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今日は用事で阪神尼崎に行ってきて、帰りに気になっていたお店を見に行こうと寄り道を。。。

去年の冬友人のAさんと工場写真展と東高洲橋を見に行ったあとに駅近くの商店街をうろついて、この店を見つけたのだが
もう夕方遅かったので閉まっていた。
ごちゃごちゃとした歓楽街の一角。夜ならあまり近づきたくないようなエリアだが昼間なら大丈夫。
日曜日はお休みかなと思いながら行ってみると営業されていた。


お昼ごはんは食べたところだからお茶で。しかし珈琲屋さんだから紅茶は気まずいかなぁ・・・
と一瞬躊躇した私の目に飛び込んできた「コーヒーフラッペ」の文字。おっ、これにしよう!


ドアを開けたら・・・濃厚な空間が。おぉ〜〜渋い!


厨房側の壁はタイル、フロアの壁は石貼りだ。石は年月を経ていい色合いになっている。
ステンドグラスもあちらこちらに。うわぁ、なんて素敵なんだろう。入ってよかった!




コーヒーフラッペが到着。コーヒーを凍らせたという氷に練乳がたっぷりかかっている。
ひと口食べたら・・・う〜ん、おいしい〜〜


「素敵なお店ですね!もうだいぶ長いことされているんですか?」
「もう57年になります。コーヒー1杯50円の時代からやってるんですよ」
「二階もあるんですか?」
「ありますよ、よかったらどうぞ。」ママさん、わざわざ電気を点けてくれた。




うぉぉ〜〜!
壁は全面タイル貼り。1階よりもたくさんのステンドグラスがある。
それほど古くはなさそうだが、今のものではないな。
聞けば、30年ほど前に裏から火事をもらって二階は柱を残して焼け落ちてしまったそうで、
それを復旧したときのものだとか。


復旧にあたってどのようにするかと考えあぐね、参考にと北野の異人館を見に行ったときに
ステンドグラス教室をやっているのを見て、その先生にお願いしたのだとか。


両側に男の子と女の子、朝と夜とそれぞれ対応するデザインになっていて、ストーリーが
あるのだという。


メルヘンチックでありながら子供っぽくない、素敵なデザイン。色合いも美しい。




ジャワという名からだろう、入口ドアのレリーフガラスはインドネシアの伝統芸能の人形がモチーフに
なっている。


「お客さんからもらったもので」とスイカを出して下さった。皮の薄い金福スイカという品種だとか。
みずみずしくておいしかった!


一人お客さんがおられたものの店内をじっくり見せて頂き写真も撮ることができた。
「また寄って下さいね」と笑顔で見送って下さった親切なママさんに感謝!!


今度来る時は看板メニューのカレーを食べよう〜〜っと。




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