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Channel: まちかど逍遥
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大阪くらしの今昔館

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大学時代のゼミの先生主催の新年会に参加してきた。定年退職されてますますご活躍中の先生に
久々にお会いし、当時と全くイメージが変わらず若々しくいらっしゃるのに驚いた。
ゼミの友達ともほぼ卒業以来でおしゃべりし、楽しいひとときを過ごさせて頂いた。
ところでなんと先生は私のブログを読んで下さっているとかでえらくお褒め頂いたのだが、こんな
シロウトの感想ブログで恥ずかしい限り・・・(汗)。


新年会帰りに大阪くらしの今昔館で展示を見てきた。
こちらも久々だったが、実物大の近世大坂のまちなみ展示はすごくリアルに作り込まれていて
今更ながら感心する。ここではNHKの朝ドラの「ごちそうさん」の一部ロケもやったらしい。
正月そうそうお客さんが結構来ていて、自由に遊び回る子供たち自身が路地の風景の一部となっている。

どちらかと言うと近世よりも近代〜戦後あたりに興味ある私はやはり、床一面に
敷きつめられたパノラマ地図や、戦後の住宅の展示などに目を引かれる。




細部まで精巧に作られた模型。背を低くしてガラスに顔をつければ、まちなみの中にいるみたいだ。
あぁこれは粉浜あたりにある洋風長屋だな、こんな感じのは山坂や阪南町あたりにあるな、と。


私の好きな城北バス住宅の展示。戦後の住宅難の時代の苦肉の策であるが、どこか居心地よさそうに見える。


屋内空間はミニマムでも広々した外部空間を生活に使える。生活全部を内に閉じ込めてしまう
現代の住宅とは正反対で、究極の居住の形だろう。大らかな時代であった。




いろいろ見て回ってから戻ってきたら、あれ、さっき見たバス住宅の展示が見当たらない。
この辺のはずだがおかしいなぁ?とキョロキョロしていたら、、、
うわっ、突然目の前のガラスケース内の展示物がガガーっと音をたてて上へ上がって行くではないか!?


あれよあれよと言う間に、バス住宅のレイアウトが下からせり上がってきた。
うわ〜っ、すごいギミックだな。これには度肝を抜かれた。

※写真は隣のケースの展示が上から降りてきたところ

実はこのミュージアムははるか昔仕事で少し関わったことがある。
せっかく近くにあるのだからまた見に来よう。


大阪くらしの今昔館

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