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Channel: まちかど逍遥
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広島の近代建築めぐり 〜その3

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さて江田島からまた宇品に戻り、行きしなチラリと見えて気になった建物を見に行く。

うわぉ!これこれ!瀬戸内海汽船。このファサードはやはり焼き物だ。カッチョイ〜!


パーツだけでなく建物全体のデザインもいい。


テラコッタのスクリーンの内側はガラス張り。事務所で人が仕事をしていたのであまりのぞき込めなかったが、
中央のホールは裏まで貫通しているようだ。



定礎プレートには昭和39年とあった。いいなぁー、この時代も。


旧宇品陸軍糧秣支廠というカンヅメ工場だったレンガ建築が、今は広島市郷土資料館となっている。
ここは100円払って入館してみたのだが、広島のまちのなりたちや産業についての展示がとても面白い!

見慣れた地図が出てきたと思ったら大阪の大正期のかき船の分布図で、市内中心部にあった
35ヶ所のかき船の営業権は広島の3村の業者が独占していたといい、うちの近所の安治川にもあったし
堀江川、立売堀川、難波新川、天満堀川などの細い枝川にもあったようだ。今では想像がつかないが
風流な光景が市内のあちこちで展開されていたんだなぁ〜〜

旧広島陸軍被服支廠は電停からちょっと離れているけどせっかくだから見に行こう、と歩いていったら、
住宅街のひと筋中に入ったところにぬーっと現れた!うぉ〜、デカイ!


一辺100mぐらいあるだろうか、異様である。


上質なレンガが隙間なく積み上げられた建物は、終戦から約70年の年月を経た今もほとんど無傷の
美しい姿を保っているが、爆風を受けた側のよろい戸は一様に凹んでいた。


山陽文徳殿。こんな和風とも洋風ともつかない面白い建物だが、今は草むらに覆いつくされつつある。
その草むらに足を踏み入れたら・・・・みるみる蚊に取り囲まれた!!う〜〜〜ん退散。。。


日が落ちてきたけど村野藤吾の平和記念聖堂は見ておきたい。

うわぁ。。。すごい。荘厳というか、、、、見ていたらなぜか無言になってしまう建物。
この壁の色のせいだろうか、夕方だから余計だろうか、人々の信仰心が沁みついているせいだろうか。


心洗われるような神聖な空間だ。


最後に広島駅近くの旧住友銀行東松原支店を見て終了!

ほんとはもう少し早く駅前に戻り、パールでゆったりお茶を楽しむ予定だったのだが、
勝利湯に入ったりしていたらギリギリになってしまった〜






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